2015年4月30日木曜日

斜里川のイトウ

本日4/30、根北峠を越えて斜里川へ。

お目当ては、産卵期を迎えたイトウです。

地元の市民団体である「斜里川を考える会」
継続して行っている産卵状況調査にお邪魔しましたw

メンバーによると、今年は例年より早く、
すでに産卵のピークは過ぎたとのこと。

雪解けで増水し、笹濁りの川、
実績のある産卵ポイントを廻り、
親魚の姿と産卵床を目視で探します。

幸運にも、


↑ 70cmほどの単独オス
(赤丸内:左の黒っぽい部分が頭)


産卵行動中のペア
(赤丸内:中央赤い魚体がオス約60cm、
 その右手前に黒っぽいメス約70cm)

合計3尾のイトウに
出会うことができました \(^o^)/
 
濁った流れにぼんやりと浮かぶ赤いオスの魚体を見つけると、
なぜだか「ドキッ!!」とします。
そして、太く逞しい野生の体は
惚れ惚れと見とれてしまいます。
 
*画像は調整しています。
 
↓↓↓



斜里川のイトウは、産卵に参加している親魚が
オスメス合わせても20尾程度しかいないと
推定されています。

「斜里川を考える会」では、
末永く斜里川でイトウの姿が見られるよう
釣り人の皆さんには、イトウのリリースと産卵期の親魚を釣らないようお願いしています。

メンバーたちは、この時期になると
毎日産卵ポイントを歩いて調査しています。
また、イトウだけでなく、
斜里川の生き物や河川環境などについて、
地道な調査を続けており、
関係機関への情報提供も行っています。
そして、魚道の改修など、すこしずつ
その成果も出てきました。

詳しくは、下記HPをご参照ください。
「斜里川を考える会」HP
facebookページ



サーモン科学館のイトウ




エゾエンゴサク

峠の向こうでは標津よりも季節が速く
様々な花が目に付きました。

斜里平野では、桜も満開となりそうでしたよw

(T.N.)

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