本日7/9、標津小学校5年生の「サクラマス遡上観察会」を行いました。
標津町内を流れる忠類川上流の「金山の滝」。
初めて来る子どもたちは、目の前にある大きな滝に圧倒され、
「すげぇー!でけぇー!」
という声が飛びかっていました。
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「よく晴れて水温が上がった日の午後」がサクラマスが活発にジャンプする条件なのですが、今回の観察会はあいにくの曇り空・・・。
しかし、「そこそこの数の」サクラマスがジャンプし、子どもたちは大きな滝に果敢に挑むサクラマスの雄姿をしっかり見ていました。
もちろん「サケ学習」の一環なので、お勉強もします。
大きな滝とジャンプするサクラマスをバックに、サクラマスの生態など館長からレクチャーを受けます。
「サクラマスの幼魚のヤマメは川の虫を食べています。その辺の石を裏返してごらん」
と館長に言われ、恐る恐る石を裏返す子どもたち。
石の下にはトビケラなどの水生昆虫が!
見た目のグロテスクさのせいか、触れる子は少なかったですが、私が手に取った昆虫をしっかり観察してくれました。
さて、先ほどの写真で気付いた方もいらっしゃるかと思いますが、今回の観察会には先客がいました。
赤丸内にキタキツネが!
始終、滝を見つめ、魚を捕るチャンスを伺っていて、子どもたちも興味津々♪
やはり魚が集まるところには魚を狙うものも現れます。
捕まった魚が森に運ばれ、その栄養で森が豊かになり、森が豊かになれば川も豊かになり、その流れは海へと続き・・・。
と考えると、とても壮大な自然のサイクルですね!
この観察会、スタッフである我々も実際に跳ぶサクラマスを見るのを、楽しみにしています。海に降りたサクラマスは産卵を終えると死んでしまうので“一生の最後に巨大な滝に立ち向かう”という、サクラマスの力強さを何度見ても感動します。
産卵期はまだ少し先なので、これからまだまだたくさんのサクラマスがこの滝に挑んでいくことでしょう。
がんばれサクラマス!
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*この場所は国有林エリアであり、営林署に入林届を提出して立ち入っています。
足場の悪い場所であり、ヒグマの生息地でもあるので、
一般の方は「金山スキー場」手前の橋の上から滝を遠目にご覧ください。
*近隣の清里町内「さくらの滝」 (斜里川)は、滝の近くまでアクセスでき、
サクラマスのジャンプを見やすく整備されたスポットです。
サクラマスの数も多く、オススメです♪
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(地域おこし協力隊サーモン科学館支援員:I.N.)
標津サーモン科学館のFacebook・Twitterも鋭意更新中!
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