2012年10月31日水曜日

明日から魚道水槽リニュアルオープンします!!

今日はサーモン科学館の年に一度の特別行事の日。
 
9月はじめから標津川とつながり、野生のサケが川をさかのぼっていく様子をガラス越しに観察できるということで大好評の魚道水槽。
明日からサケの産卵行動をガラス越しに見れる水槽へとリニューアルオープンいたします!!
 
明日から11月末までほぼ毎日(水曜日は休館日)。
サケたちのめくるめく恋のドラマが水槽内で繰り広げられることでしょう!
オスどうしのメスをめぐる激しく熱い戦い。
ひたむきに産卵床をつくるメス・・・。
サケの一生をかけた5000キロの旅路の果てに・・・最後の力をふりしぼり、魅せる命のドラマ。
 
涙なしには観れません!!
 
ご来館の際はハンカチをお忘れなく!!

お客様に最高の感動シーン(産卵シーン)をご覧いただくために、
サケたちの恋のキューピット(学芸員)がサケたちの性格や大きさなどの個性から
精子・卵の成熟度合にまで気を配り、
毎日頭を悩ませながら、絶妙の演出をご用意いたします!!                   
 
 
・・・そんな熱~いドラマをお望みの貴方のために、
とっておきのイベントをご用意しました!!
まだ定員に少し空きがあるので、下記内容を確認の上、どうぞお申込みを!!!

①11月3日(土) 10:00~15:00 シロザケの産卵行動観察会
②11月4日(日) 10:00~15:00 シロザケの人工授精体験学習

いずれも、おそらく「日本一サケの産卵に立ち会っている回数の多い(人の一人であると思われる)」当館学芸員が担当します。サケたちの生態や行動など、わかりやすく詳しく紹介します。

こちらの実施要綱をご確認の上、お申込みください。

*11月は毎週水曜日を休館日とさせていただきます。ご注意ください。

2012年10月30日火曜日

鮭料理その2 鮭の粕汁

日増しに朝晩冷え込むようになり、冬がすぐそこまできているのを感じます。
冷え込む体には温かい汁ものを食べるのが一番です。
そんなわけで、今日は体の芯からぽっかぽかになる鮭料理をご紹介しま~す。

体の芯からぽっかぽか!! 「鮭の粕汁」

H24実習生日記:10月30日その2

どーもー!
先日からサーモン科学館で実習をおこなっているTN大生Hです。
日に日に寒くなり、最近の標津は雨と風がやばいです!

さて、みなさん秋と言えば何を思いつきますか?
「読書の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」などいろいろありますね!


サーモン科学館(特に裏方)では、「採卵の秋」です!!

秋に産卵する種類が多いサケ科魚類を多く飼育しているサーモン科学館では、採卵作業で大忙し。

つい先日、人工授精の作業をしたギンザケとサツキマスの卵を紹介しまーす!

H24実習生日記:10月30日その1

皆さんこんにちは!
先日より、サーモン科学館に実習に来ているTN大生です!

最近は、寒くなってきて日が暮れるのも早くなり、冬が近づいてきたような気がします。
ということで、冬になる前にサーモンパーク内の小川に展示用の魚を捕りに行きました。

魚の捕り方は簡単! 網を構えて魚を追い込むだけです!

いわゆる「ガサガサ

これを30分ほど行いました。
川は冷たく、泥や落ち葉も多いので大変な作業でしたが、それ以上に面白いほど魚がとれました。


写真の魚はウキゴリです!
写真ではわかりづらいですが、(小魚ばかりの中では)なかなかの大きさでした!

このほかにも、エゾトミヨやウグイ、ヤマメなど多くの種類の魚たちを捕ることができました。
魚以外だと、スジエビも多く捕れ、サーモン科学館の水槽を賑わせてくれると思います。
この魚達やスジエビは川の広場上の水槽に入っているのでぜひ見に来てくださいね!

余談ですが、私個人の見どころはエゾトミヨです。
胸ビレの動きがとても可愛いので注目してみてください!!


以上、実習中のTN大生でした!

(TN大:S)

2012年10月29日月曜日

光り輝くシルバーサーモン

先週、お伝えしたサケのなかまたちの採卵作業ですが、
前回は、まだ卵が未成熟だったギンザケ。
あれから1週間たつのでもうそろそろ、採り頃か。
目星をつけて、採卵リベンジ。

11月3・4日:「秋の実習」お知らせ

未明から降り出した雨は、時折雨脚が強くなり、夕方までやむことはありませんでした。

標津川はやや増水気味。それもあってか、シロザケたちは「やる気満々」のようで、夥しい数のサケたちが「観覧橋」に押し寄せていました。
本日ご来館いただいた隣町の小学生たちも「すげぇ~いっぱいサケがいた!!」と、びしょ濡れになりながら報告してくれましたよ。

シーズン後半に入りますが、今のところ見ごたえのあるサケの大群をご覧いただけますw


さて、

先日もお知らせしましたが、今一度「秋の実習」についてお知らせいたします。

①11月3日(土) 10:00~15:00 シロザケの産卵行動観察会
②11月4日(日) 10:00~15:00 シロザケの人工授精体験学習

2012年10月28日日曜日

時間厳守のアヒルたち

科学館の人気者アヒルシスターズ。
その後が気になっている方もいることでしょう。
最近はキツネや野犬から襲われるのを避けるために、
夜間は科学館玄関横の中庭に収容するようにしています。
夕方になるたびにアヒルを捕まえて中庭に入れる作業はなかなか大変だったのですが、
最近、職員の苦労を察してくれたのか、夕方になるとアヒルたち自ら科学館の前に、
科学館玄関前に集合してくれるようになりました。
職員とアヒルとの熱い絆もさることながら、
驚くべきは集合時間のなんと正確なこと。

2012年10月26日金曜日

アオイガイ(カイダコ):その後

先日お伝えしたアオイガイですが、翌日(10月25日朝)残念ながら死んでしまいました。

写真を撮ってみましたので、ご興味ある方はお付き合いください。


2012年10月25日木曜日

お買い得情報w

展望室から知床連山

きれいな青空が広がった今日1日。展望室から見る知床の山の頂は、うっすらと雪化粧。
風も弱く、暖かな日差しを感じる小春日和となりました。

観覧橋から

10月も終盤となりましたが、依然としてサケの遡上状況は好調ですw
観覧橋からは、黒々と川面を埋めるシロザケの群れがご覧いただけます。


さて、

サーモン科学館に隣接する「サーモンハウス」内の「しべついちば」さんに小ぶりなカツオが売られていたので、1匹買ってみました。


2012年10月24日水曜日

珍奇なものたち

まずは、


数日前、地元の漁師さんからご提供いただいた「キアンコウ」。

冬の味覚「アンコウ鍋」でお馴染みのアンコウは、このキアンコウが多いようです。

しばらくバックヤードで様子を見ていたのですが、状態が良さそうでしたので、本日午後デビューしてもらいました。

アンコウの仲間は、いわゆる「ノミの夫婦」。メスは大きく成長しますが、オスはあまり大きくなりません。図鑑によるとキアンコウの場合、メスは1m以上・オスは50cmほどになるそうです。今回の個体はかわいい手のひらサイズw

特徴的な頭部にあるアンテナ状の突起を動かし、疑似餌(ルアー)として小魚を捕える、という生態も興味深い魚ですが(もちろん水槽内に餌となる小魚も投入済みw)、私はそのフォルムに魅了されました。

扁平した体型、大きく避けた口、ブルーに輝く瞳。
大きく開いた団扇状の胸鰭、腹側の前の方に位置する足のような腹鰭。
そして、全身に生える産毛のような皮弁…。

水槽前で時間を忘れて見入ってしまいます。


そんなキアンコウ、これまた珍奇な同居人がこちら・・・

↓↓↓





2012年10月23日火曜日

魚の泳ぐ速さって?

小学生向けのレクチャーを行う時、よくある質問の一つに

☆サケはどれくらいの速さで泳ぐことができるのですか?

というのがあります。
結構、単純な質問なんですけど、事前の準備がないと
なかなか正確に答えるのが難しい質問でもあります。

以下、少々ややこしい話になって恐縮ですが、お付き合いくださいw

2012年10月21日日曜日

いろんなサケ科の卵、とったど~!!!

日本一のサケ科魚類展示種類数を誇る標津サーモン科学館ですが、
秋は多くのサケ科魚類の産卵時期でもあると同時に
絶好の飼育魚の採卵時期でもあります。

そんなわけで、今日は飼育学習棟(通称:飼育棟)=バックヤードで
サケ科のお魚たちの採卵を行いました。

本日のターゲットはレイクトラウト、アトランティックサーモン、
サツキマス、キングサーモン、ギンザケ。

成熟状況を確かめるため、まずは魚のお腹を触ってみることから始まります。
下の写真のように、エラの後ろからおしりにかけて、やさしく手で
魚体をさすると、成熟状況がわかるんです。
オスは白い精子が出てきますし、
メスは完全に熟していると卵が出てきます。ただし、メスの場合は時期が
早いと卵がまだお腹の中で筋子のようにつながっていて、
お腹をさすっても卵が出てきません。
反対に成熟した卵をそのままにしておくと、繁殖適期を過ぎて、
色や形がいびつな異常な卵が出てくることもあります。

 
それでは初めは60cmほどの体長のお魚(下写真)から採卵作業スタートです。


体の大きさの割に小さな卵(卵の直径5mmほど)
さて、この魚はなんという種かわかりますか?
この体の模様だけで、種名がわかったあなたはなかなかのサケマニア。

2012年10月20日土曜日

日々のお仕事シリーズvol4


春の時期に次いで、秋の時期は学校団体様のご来館も多い季節。
お時間とご希望に合わせて、水槽前でレクチャーを行っています。

ベースとなるのは、代表的なサケの仲間を紹介する10分程度の内容。道内で見られるサケの仲間から、回転ずしなどでおなじみの輸入サーモン、「幻の魚」と呼ばれるイトウなどについて、代表的で身近なサケ科魚類の簡単な紹介をしています。

さらに学習段階に合わせて、サケの一生や漁業について話題が及ぶこともあります。そして「質問コーナー」がsetになると、子供たちの素朴ながら意表を突く質問にどぎまぎさせられることもしばしば・・・。

「何年で川に帰ってくるのですか?」
「何を食べているのですか?」
といった想定の範囲内のものが多いのですが、

「いつ寝ているのですか?」
「どのくらいの速さで泳ぐのですか?」
というような、突き詰めるとスパッとわかりやすく答えにくいものもあり、改めてサケの暮らしの奥深さを感じさせられることもあります。

「大水槽」を泳ぐシロザケの群れ(中央はメス)

中には、
「結婚するのですか?」
というような低学年相手に、色々な意味で答えにくいものもあるのですが・・・。

*レクチャーは学校団体だけでなく、一般団体の皆様にも対応しています。ご希望の方は予めご相談いただけると助かります。


そんな業務の合間を縫って、 ↓↓↓

鮭料理その1 鮭の南蛮漬け

秋サケの最盛期をむかえ、
ご自宅で鮭料理を楽しむ方も
多いのではないでしょうか。

そこで、今日は我が家の秋鮭料理、「鮭の南蛮漬け」
をご紹介しま~す。


★材料は
                         ☆標津産秋サケの切り身
☆野菜(たまねぎ、ニンジン、ピーマン)

★作り方

 1.ひと口大に切った鮭の切り身に塩・こしょうををし、片栗粉をまぶす。

 2.1を油をひいたフライパンで両面をこんがり揚げ焼きします。
中まで火が通ったら、熱いうちにつけだれに漬けます。

3. ピーマンと軽く炒めたニンジンとたまねぎを
熱いうちにつけだれに漬けます。
あら熱がとれたら、冷蔵庫で冷やして保存します。


※つけだれはあらかじめはじめに作っておきます。
調味料は、しょうゆ、砂糖、酢、みりん、だしを
お好みの分量で調合します。
(めんつゆがあれば代用可)
ごま油を少し入れれば、中華風になります。
ピリ辛がお好みの方は、つけだれに鷹の爪をいれるか、
食べる直前に一味か七味をかけて食べるのも吉。
お弁当のおかずにもGood!

☆味の感想・・・・・・さけを片栗粉でまぶすことによって、つるっとした食感で、
口当たりがよく食べやすいです。
お酢でさっぱりしているので、たくさん食べれます。
付け合せの野菜もシャキシャキで、さけとの相性もバッチリ!
鮭の南蛮漬け
どうぞおためしあれ!

                                                      (K.N.)

2012年10月19日金曜日

貝カイday

全国的に冷え込んだ今朝。道内では各地から雪の話題がニュースになりましたね。
標津は気持ちの良い青空が広がり、「キリっと」冷え込んだ朝になりました。そろそろ知床横断道路を始め、峠道の道路情報に注意が必要ですね。

しばらくお伝えし損ねていましたが、サケの遡上状況をお知らせしておきましょう。

本日の魚道水槽

先日の増水・濁りもおさまり、標津川にかかる「観覧橋」からは数百匹のシロザケがうようよと群れ泳ぐ様がご覧いただけます。魚道水槽は多少日によって数の波はありますが、ご覧のように多数の遡上したサケたちをご覧いただる状況です。

この週末、好天に恵まれそうですので、安定して多数のサケたちの姿をご覧いただけると思います。多くの皆様のご来館をお待ちしております。


さて、

「貝カイday」は、いつもの通り学芸員への電話から始まります。

2012年10月18日木曜日

驚異のサケの能力 その1

             昨日、サケの自然産卵状況を調査するために
             標津町内の各地の河川に行ってまいりました。
             あちこちで葉が黄色、赤色に色づき見事な紅葉がみられ・・・
             先日の大雨による増水の影響でしょうか、1週間前の調査よりも
             多くのサケが確認できました。
             

バイカモに隠れるように産卵床を掘るサケのメス
 
頭をかじられたサケの死骸(ヒグマが食べたと思われる)

自らの産卵床を守り・・・ついに力尽きたサケのメス(右奥)

              
              調査で歩いた大半の川では親魚の数は多くても数10尾ほど。
                  一方で、ふ化場がある川では人工ふ化放流事業の成果なのでしょう。
                                     小さい川にもかかわらず、200尾以上が産卵遡上していました。
  
                
              標津町で放流された稚魚が根室海峡、ベーリング海を経て、
              北米のアラスカ沖までのはるか5000キロの旅を経て、無数にある
              太平洋に注ぐ河川から標津町の川を探し当て、
              さらに川幅が1~2mの細流にまで回帰するという事実。
              あらためて、驚異のサケの回帰能力を実感しました。

ふ化場の水路下に密集する回帰したサケたち
黒いのはすべてサケです!(見にくい写真ですが)
                                                                                                                                                                     (K.N.)

  

2012年10月15日月曜日

ストライプの「シュッと」した奴w

先日の雨による標津川の増水もようやくおさまり、本日午後には「魚道水槽」も本来の姿、遡上したサケたちをご覧いただけるようになりました。

今回は、うまく写真が撮れたので、

シマゾイ


をご紹介します。
根室海峡・標津前浜で暮らす魚たちを展示している大水槽・中水槽2にいます。

クロソイに比べると沖合・水深のある所にいるのか、あまり海岸沿いでは(稚魚以外は)見かけない印象です。漁獲数もクロソイに比べると少ないようで、大水槽・中水槽2ともに各数匹程度収容しています。岩陰や展示面の死角に入っていることも多く、ご覧頂けない場合も多いのですがご容赦を・・・。

クロソイよりもやや高めに取引される(印象の)美味しい魚ですが、水槽内ではその「縞模様」がパッと目を引く見栄えのする魚です。



おまけ ↓↓↓

2012年10月13日土曜日

辿り着いたら・・・

「いつも雨降り」というわけではないのですが、夕方まで断続的に雨が降り続いた今日の標津。

さて、標津川に回帰したサケたちをご覧頂ける「魚道水槽」。
9~10月の間、標津川からつながる水路を遡上するサケたちをガラス越しにご覧いただけます。

つまり、この「魚道水槽」でご覧いただける魚は、「ずっとここで飼育している魚」ではなく、「通過していく魚」です。

「この先遡っていくと、どこへ行くんですか?」という、よくいただくご質問。



Anser: ↓↓↓

2012年10月12日金曜日

センター争い・・・ その後

昨夜、まとまった降雨があり、朝から標津川は濁り&増水です。
川と繋がっている「魚道水槽」は、残念ながら濁ってしまっています。しかし、川の方では、この増水でスイッチが入ったのでしょう、上流へ遡りたい「やる気満々♪」のサケたちが、濁流にめげず右へ左へと群れ泳ぐ様をご覧いただくことができました。

ま、私たちスタッフは、その対応で川へ水路へと右往左往、対応に追われた1日だったのですが・・・
今夜も、強風・降雨の荒れ模様ですので、明日も走り回ることになるのでしょう・・・


さて、

先日お伝えした「大水槽


多少数は減りつつも、見事な魚体のシロザケたちが群れ泳ぐ姿をご覧いただけます。



そんな「大水槽」での出来事。



2012年10月10日水曜日

大水槽華やかに・・・サケとマンボウの共演!!

            10月に入り、秋サケ漁が最盛期をむかえ、にわかに活気つく鮭の町、しべつ。
            
           サーモン科学館ではこの時期に大水槽で展示するための
            サケを確保するため、漁師さんにご協力いただき、サケ漁船に
           同乗させていただき活魚の採集をおこなうのが毎年の恒例行事となっています。
         

           そんなわけで昨日、今年初めての秋サケの活魚作業に行ってまいりました。
            早朝(というより夜中)2時半に真っ暗な中、サーモン科学館に集合し、
          大きな活魚用タンクを載せたトラックで標津漁港へ。
   
             港内にはこれから、出港する漁船がびっしりとならび、
            鮮やかな照明に照らされ、独特の高揚感が雰囲気がただよい・・・

                          「ドドド・・・・・」
                 いざ、まっくら闇の海に向かって出陣です。
                 天候は晴れ。空には満点の星空が広がり・・・
                
                
 うしろを振り返ると、港の明かりがどんどん遠ざかり・・・
走るように進む漁船の甲板の上にいると、
もろに体で風を受け、少し肌寒くなってきたころ。
定置網の設置地点に着き、網上げ作業のはじまりです。
 
                迫力のサケの水上げシーンをご覧あれ。


網上げ作業風景


大水槽へ40尾ほどのサケが入り、大迫力の「サケの群泳!」
大水槽もだいぶ華やかになりました!!


P.S.本日早朝、漁師さんからマンボウが入ったという
連絡があり、大水槽にマンボウが仲間入りしました!!
(※マンボウは早死にすることが多いのでご来館の際はご注意を)
サケとマンボウ(写真中央)の共演
(K.N.)

2012年10月8日月曜日

夕映え + 見所動画

展望室から、北方領土国後島

今日は終日見事な秋晴れに恵まれました。
地上30mの展望してからは、国後島がくっきりw
午後からは、西日に照らされ、海岸線の様子もくっきりと見えます。


閉館時間が迫る頃には、武佐岳の西に沈む夕陽が秋空を照らしていました。


話は変わりますが、

当館人気の体験コーナーの一つ「川の広場」を動画で紹介しておきましょうw


実際やってみると、「けっこうな迫力」ですw

何よりも、生き生きとした魚たちの姿と動きを観察できる水槽になっていますよ。

右側の「LINK」の「動画集」は、上記を含めYouTubeにアップした動画をまとめています。


さて、明日はサケ定置網の漁船に乗船しての「活魚作業」。
出港に合わせて早朝(深夜?)2:30集合なので、もう寝ます・・・

(T.N.)

2012年10月7日日曜日

秋の色

朝から気持ちの良い青空が広がった今日の標津。

地上30mの展望室からは、

左端が武佐岳、右端奥が斜里岳

野付半島、北方領土国後島、知床連山、知西別岳、遠音別岳、海別岳、斜里岳から武佐岳までの山塊、遠くには西別岳と摩周岳、そして遥かに広がる根釧原野・・・

ぐるりと360度の景観を見渡すことができましたよw


全道的に紅葉の遅れが報道されていますが、


サーモンパーク内で、赤く色づいたカエデの木を見つけました。
他にも桜の木も色づき始めたものが多いですね。


そんな抜けるような秋の青空に恵まれた今日1日。
3連休中日ということもあって、多くの方にご来館いただきましたw

それに合わせたわけではないでしょうが・・・


魚道水槽には、多くのシロザケたちが遡ってきてくれて、大賑わい♪
皆さんの目を楽しませてくれました。

魚道水槽・館外観覧橋ともに、日による波はあるものの、多くの魚がご覧いただける状況が続いています。

明日もお休みという方も多いと思います。「秋」まっさかり!のサーモン科学館へ、ぜひお越しくださいw

(T.N.)





雪虫まう

                  ここ数日、標津地方は青空ながらも
                 空気はひんやりとしており、秋の気配を感じます。
                  
                 
                昨日、休日を利用し、秋の空気を感じるべく、
                      西別岳(標高799m)にお出かけしてきました。

         標津から北西に車で1時間ほど走ったところにある登山口からスタート。
          
 
                     山頂を目指して歩くこと約2時間。
山頂から北西の方角には摩周湖が一望
東の方角には見渡す限りの大平原(根釧台地)
                      山頂付近ではリンドウや・・・
                  
リンドウ
 美しい濃緑のガンコウラン↓がみられました。
 
ガンコウラン
   さらに驚いたことに・・・もう雪虫が舞っていました。                   
                                                   (K.N.)
 
 
 

2012年10月6日土曜日

チョウのような魚?? + 「癒し」水槽リニューアルw

まずは、今朝の出来事から・・・ (以下ドキュメントな会話)

「漁師さんから、獲れたっていう(連絡が入ったから)から、行くぞ!!」:学芸員

「はい!!」:私

港に二人で向かう車中、

「今日は何(魚種は)ですか?」:私

「フグと、チョウチョみたいな魚っていうんだけどな・・・」;学芸員

(チョウチョ…?????):私




う~ん、言われてみれば、確かにチョウチョっぽい・・・ ような気もする・・・


はい、小さなトビウオの一種でしたw
(残念ながら、展示には至らず…)


そんなこんなでスタートした1日。
他の作業がひと段落した昼過ぎ、しばらく前から懸念だった作業に手を付けましたw



エゾサンショウウオ水槽の手直し  です♪

以前にレイアウトしたコケたちがだいぶ枯れてしまったので、植え替えましたw

2012年10月5日金曜日

遡上状況、なうw

先日の台風の影響で濁りが入っていた魚道水槽ですが、ほぼ通常状態に戻りましたw


この画像ではさほどではありませんが、本日はシロザケ多めw ご来館いただいた皆様も、目の前御泳ぐサケの魚体の迫力や、時折ジャンプする姿に歓声を上げていました。

10月に入り、魚道水槽で見られる魚は、カラフトマスの姿はほぼ見られず、ほとんどシロザケになっています。


カラフトマス(大水槽)

お隣の大水槽(海水)では、カラフトマス・サクラマスの姿もご覧いただけますよw

受精卵なう!

9月から始まった人工授精・体験学習ですが、
人工授精した卵たちはサケの卵たちはサーモン科学館で
稚魚まで育て、館内での展示のほか、来年の春には
サーモンパーク内で稚魚放流体験に使われます。
 
それまでの間、どのように卵や稚魚を育てているのか
気になっている方もいるのではないでしょうか。
 
人工授精した受精卵たちは、消毒処理されたのちに、
飼育学習棟(通称:飼育棟)にある立体式ふ化器に収容されます。
立体式ふ化器は上段から下段へと水が流れるように
なっています。
 
各引出しを開けると、それぞれの受精日や
メス親のちがいなどで小分けにして収容しています。 
 
各引きだしに分けて、受精卵を収容

↑これ、全部たまごなんですw

死んだ卵があったら、こまめに卵ばさみ(ピンセットのようなもの)ですくいとります。
各引出には10000粒くらいまで収容可能です。
                                今年、一番はじめに受精した卵にはもう目ができています。
                 科学館内受付前の水槽にて展示中ですw
                                                        (K.N.)

                

2012年10月2日火曜日

新ユニット結成!?

 
先日、お伝えしたサーモンパーク鳥社会に
突如起きた異変。
アヒルとアイガモの神部君との間に秘かに芽生えた友情。
 
本日、ついにその仲むつまじい様子を
激写することに成功しました!!
 
半ば野生化し、警戒心がつよい
アイガモの神部くんは私が近づくとすぐに
逃げてしまうので、
今日はそ~~と近づいてみることに・・・
テントのそばに3羽なかよくお昼寝中。

近づいてみると芝生の上に3羽とも
お昼寝をしていた模様。と~ても気持ちよさそう。
                     ちがうアングルから見てみると・・・
                    
                
                
神部くんwithアヒルシスターズ(手前)
コブハクチョウの杉下くん(奥)

                大池のほうには、コブハクチョウの杉下くんが
                   おひとりさまでいらっしゃいます。
                あんなに仲良かった相棒の神部くんとの仲も
                    すっかり冷えこみ気味に・・・。
               永年の相棒コンビはどうなってしまうのでしょうか?
                     今後の展開が気になります・・・。

                
            ※ 本日は先日の大雨の影響で標津川がにごっていましたが、
                観覧橋の下にはおびただしい数のサケが群れ、
                    上流へと懸命にジャンプしていました。
               明日の朝にはにごりもとれ、大迫力のサケたちをお客さんにも
                      ご覧いただけそうな気がします。
                    
                                                    (K.N.)

2012年10月1日月曜日

育ちゆく生命

サケの産卵シーズンを迎え、数日おきに人工授精の体験学習をご依頼いただいています。

本日も、隣町の中学校の皆様を対応。

採卵作業前の計測

サーモン科学館受付前では、9月9日に人工授精したシロザケ・カラフトマスの卵を展示中です。

シロザケの受精卵

赤矢印の先に、黒い点が見えるでしょうか!?
受精からひと月弱で「眼」が確認できるようになりましたw

カラフトマスの受精卵

こちらも目が確認できます。いわゆる「発眼卵」と呼ばれる状態です。
設定している水温では、11月初旬に孵化予定ですw


本日の標津川 ↓↓↓