2018年5月30日水曜日

銀白色にきらめく春告魚:ニシン

19世紀末から20世紀初頭にかけて,北海道沿岸で大量に獲れたニシン。
北海道での漁獲量の最高記録は1897年の97万tですが,20世紀に入ると減少傾向となり,ここ最近(2011~2016年)の水揚げは年間5,000t未満になっています。



「春告魚」とも呼ばれるように,ニシンは標津でも春季に産卵のため岸寄りします。
ひと月ほど前に当館スタッフが漁船に乗り,標津の前浜で入手したニシンは,現在も当館水槽でご覧いただけます。銀白色に輝くニシンが群れて泳ぐ姿はなんとも優雅ですね🎵



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2018年5月19日土曜日

チョウザメの採精作業

本日5/19、
標津サーモン科学館で保有している成熟チョウザメの採精作業を行いました。

先立ってメスの成熟度をチェックしたのですが、今シーズンは卵を採れる成熟メスはいませんでした。
そのため、チョウザメに関して共同研究を行っている研究機関にいるメスと掛け合わせることとなり、連絡を取り合いながら、先方の採卵スケジュールに合わせて採精します。

前日5/18には、期待度の高いオスにホルモンを注射し、



本日、いざ採精作業!


タンカを使って、対象のチョウザメを確保したら、麻酔薬を使って、大人しくなってもらいます。



が、麻酔が効くまでは当然暴れます!

2mレベルのチョウザメのパワーは、推して知るべし!
もちろん当然重い!!

という、前作業の後・・・、

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2018年5月16日水曜日

生きたホッケも展示中

第二次世界大戦前の北海道では,ニシンの卵を食べる害魚として扱われてきたホッケ。
しかし,食糧難に陥った戦時中に評価が変わり,今ではすっかり食卓の魚としてお馴染みですよね。
道内では釣りの対象としても人気があります。


道内沿岸で釣れたホッケ

近年は全道的に資源が減少傾向で,かつての「大衆魚」感覚の値段ではなくなっています。
先輩スタッフによれば,ホッケはしばらく当館の水槽にも入っていませんでした。

しかし,今年は全道的にホッケの漁獲量が久しぶりに上向いているようですね。
この春,久々に標津の前浜で入手することができ,ただ今「生きた」ホッケも展示しております。



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2018年5月13日日曜日

必食!? 「カレイ定食」!

標津サーモン科学館では、特別展「標津のカレイたち」を好評開催中♪
カレイといえば、食卓に上がる機会も多い美味しい魚ですよね。

色々な種類のカレイがいますが、淡白な白身で刺身や煮魚、唐揚げ、干物など、幅広い調理方法でも「イケル」魚です。
とはいえ、魚種ごとに多少「向いている」料理がありまして、

刺身では、鮮度の良いものはコリコリとした歯応えが楽しめ、一晩寝かしたものは、とろりとした舌触りと甘みが感じられるようになります。


マツカワの刺身

刺身には、マツカワ、イシガレイ、マガレイ、アカガレイなどが向いており、市場価値の低いヌマガレイも値段以上に美味しいカレイです。

ちなみに「エンガワ」は、ヒラメやカレイ類の背ビレ・尻ビレの基底(付け根)に帯状にある筋肉で、背ビレ・尻ビレを動かしています。


マツカワの「エンガワ」

1尾から、背ビレ・尻ビレの表・裏で、合計4枚とれます。


このマツカワのエンガワは、分厚かった!

他にも・・・、

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2018年5月10日木曜日

いろいろ産まれました \(^o^)/

春ということもあってか、立て続けに色々なものが産まれています。
一挙に紹介していきますよ~!
(今回長文デス! お付き合いください!!)

標津サーモン科学館前の「大池」の住民であるアヒルたち。
この春に産んだ卵を回収し、孵卵器で温めていたところ、昨日5/9に1羽孵化しました♪



ヒナの間の飼育を希望される施設があり、池で泳げるようになるまで里子に出しました。



立派に育って、帰って来いよ~!

続いて、先日より展示している「子持ち昆布」状態のニシンの卵。
ホンダワラ(海藻)に卵が付着した状態で水槽に入れてあるのですが、



一斉に孵化して、小さな小さな透明の仔魚がいっぱい蠢いています。



画像の白い点が仔魚の眼デス。

まだまだ続きます!

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2018年5月9日水曜日

カレイで「神経衰弱」

現在標津サーモン科学館では、標津近海で見られるカレイ類を紹介する特別展「標津のカレイたち」を開催している。

その一角に、「カレイ神経衰弱」というミニゲームが用意されている。
ルールは、トランプの「神経衰弱」と同じで、カードのペアを作っていくゲームだ。
ただし、「カレイ神経衰弱」でそろえるものは、数字ではなくカレイの種類名だが。

トランプの「神経衰弱」は記憶力と運を競い合うゲームだが、「カレイ神経衰弱」は知識と観察力が試される。

どういうことかというと・・・、



このように、並べられているのは32枚のカレイのカード。
ここから、同じ種のカレイの「表」と「裏」をペアにしていくゲームとなっているのだ。

この時点では、「激ムズ」感しか湧いてこないと思うが・・・、

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2018年5月5日土曜日

「サーモンパーク春まつり」明日5/6まで!

好評開催中の「サーモンパーク春まつり」
連日、多くの方にご来館頂いております。
ありがとうございます <m(__)m>

いよいよ明日5/6が最終日となります。



「第27回シロザケ稚魚放流式」
10:00~15:00(時間内随時受付) *無料

稚魚放流式は、5/3の雨の影響があり、



今年はサーモン科学館前の「大池」で行っています。
*緑色のテントでお待ちしています♪

ご入館の前後に立ち寄りやすいので、是非気軽にご参加下さい。

放流するシロザケの稚魚は、カップに入れてご用意していますが、



プラスチックカップに加えて、ワイングラスやビールジョッキなど「酒器」も用意していますので、「酒のグラスでサケを放流」できるんです。
(説明しないと、ほとんどの方がこの「ネタ」に気付いていませんが・・・)



3~4年後に大きなサケになって戻って来るよう、
小さな稚魚の旅立ちを見送ってくださいね♪

他にも・・・、

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2018年5月2日水曜日

5/3~6「シロザケ稚魚放流式」開催!

さてさて、ゴールデンウィークも折り返し。
標津サーモン科学館では「サーモンパーク春まつり」5/6まで好評開催中ですが、
明日5/3から、追加イベントスタートです!



5/3~6「第27回シロザケ稚魚放流式」
10:00~15:00(時間内随時受付・無料)

昨年秋にサーモン科学館で人工授精し、今日まで育ててきたシロザケの稚魚たち。
これから大海原へ旅立ち、大きく成長して帰って来ることを願って、標津川へ繋がる小川に放流して頂きます。



小さなお子様でも体験できますよ。
参加された方には、「放流体験証明書」も発行しています。



今年も、通常のカップに加えてワイングラスやビールジョッキなど「酒器」も用意していますので、「酒のグラスでサケを放流」できちゃいます♪

そして、5/3・4には、標津の産業を支える皆様にもご協力頂きまして、

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