2020年9月27日日曜日

実習生日記:9/27

こんにちは。

9/20から博物館実習でお世話になっているTN大学のT.M.です。


先日9/26に、人工授精で出来た受精卵の「検卵」の作業を行わせてもらいました!

*「検卵」とは、受精卵の中で死んでしまった卵を取り出す作業のことです。

検卵を行わないと…、

死卵にカビが生えて、それが広がって周りの卵もダメになってしまいます。


今回は、シロザケとカラフトマスの卵が収められている11個の棚を検卵しました。


この「立体式ふ化器」、1列10段の棚に卵が入っており、上から順に水が回るようになっています。これが4列あり、なんと多いときには1人で40個もの棚の検卵を行っているんですよ~!

「立体式ふ化器」


この検卵作業は、「検卵バサミ」というものを用います。

掴む所に、卵に合わせた大きさの穴が開いていて、すごく使いやすかったです!

(ピンセットの先端を加工して自作するそうです!)

「検卵バサミ」


棚の中には、網がかけられています。
これは、なんのためでしょうか?



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2020年9月20日日曜日

9/20:サケ、見れます!

9/20時点のサケの遡上状況をお知らせします。

9月上旬は、「いないわけではないが、数は少ない」という状況が続いていた標津川のサケたち。

夏からずっと雨が少なく、標津川も減水状態が続いていたのですが、

9/17~18、久しぶりにまとまった降雨がありました。

目に見えて増水があったというほどではないのですが、サケたちにとっては呼び水になったのではないでしょうか。午後から、館内「魚道水槽」展示面のサケの数が増えてきました。


そこから2日たって、本日9/20、

標津川「観覧橋」から下流側

気持ちよく青空が広がりました♪


一面を埋める魚群・・・、
とはいえませんが、ある程度の数のサケたちの姿が目につきます。
上画像のように、浅瀬を泳いでくれるとはっきりと見えますね。
慣れないとわかりにくいのですが、やや下流側の深みに定位している群れもいます。

そして、館内「魚道水槽」は・・・、

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2020年9月16日水曜日

標津高校人工授精体験:9/13

こんにちは。

9/7から博物館実習でお世話になっているH大学のY.A.です。


先日9/7に標津高校3年生の生徒さんが人工授精体験学習に来てくれました。

私も見学させていただいたので,その時の様子をご紹介します。


今回,人工授精を行うのは「カラフトマス」です!


写真に写っている6尾のうち,左の3尾がオスで、右の3尾がメスです。

オスの背中の盛り上がりは,とてもかっこいいですね!

早速,人工授精を始めていきます!

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2020年9月15日火曜日

感謝の9月15日

久しぶりに朝から青空が広がっている本日9月15日。

標津サーモン科学館の開館記念日です!

1991年(平成3年)9月15日に開館した標津サーモン科学館は、開館29周年を迎えました。

昨日までの29年間でご入館いただいた方は、2,035,989人!!

ひとえに日々ご来館頂いている皆様、
運営にご協力頂いている皆様のおかげであり、
この場を借りて感謝申し上げます。



「サケの町 しべつ」の「サケの水族館」として、
標津町の主要産業の一角を担う「サケ」について、生体展示を始め、
食文化や水産業など、幅広く紹介しています。
また、サケ科魚類の展示種類数は18種30種類を数え、日本一を誇ります。
近年では、チョウザメの飼育・展示・体験も、人気と注目を集めています。

これからも地域の皆様に愛され、
繰り返し足を運んでいただけるような楽しい施設であるよう、
職員一同新たな気持ちで取り組んでいきます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

館長 市村政樹
他 職員一同


※例年開催しております「秋まつり」並びに「もちまき」ですが、本年は社会情勢を鑑み、中止とさせていただきます。ご了承ください。


◎テレビ放送のお知らせ◎

☆9/18(金)HBCテレビ「今日ドキッ!」15:44~19:00放送内
小橋亜樹さん・堀内大輝アナウンサーが来館されました!
*北海道内

☆9/20(日)テレビ東京「池の水ぜんぶ抜く大作戦」18:30~21:54放送内
たぶん最後の最後にちょっと出ます。
*全国放送

※放送予定は変更となる場合もあります。

標津サーモン科学館のFacebookTwitterも鋭意更新中!
日々の遡上状況などもお知らせしていきます。

2020年9月2日水曜日

9/1「魚道水槽」通水しました! が、・・・。

標津サーモン科学館を特徴づける水槽である「魚道水槽」の切り替え作業を行いました。
9~10月の2か月間、建物裏手を流れる標津川と繋がる水路となり、そこを遡上するサケたちの姿をご覧いただく展示となります。
それに先立ちまして・・・、
ダウリアチョウザメ

まずは、この空間で展示していたダウリアチョウザメ3尾を移動。
全長1.5mを超えるチョウザメたち、タンカを使って移送しますが、


暴れる! & 重い!

という毎度の作業です。
(重い個体は4人がかりでした・・・)

その後、ガラス面を掃除したり、


堰板を調整したり、


魚たちにとっての「入り口」となる標津川畔にあるゲートを開け、


という作業を経まして、通水となりました。

約9か月ぶりに水を流すので、しばらくは濁り水です。


急に水が流れてきて困っているエゾアカガエルたち(目に付く限り、救出しました)↓


さて、これで標津川からサケたちが遡って来るぞ!

というところなんですが・・・。

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