2018年10月31日水曜日

明日11/1からっ!

標津サーモン科学館内「魚道水槽」は、サケのライフサイクルに合わせ、季節ごとに展示内容が変わります。

昨日10/30まで、9~10月に2か月間は、「サケの遡上」を展示していましたが、


サケの遡上展示:9~10月

11月は「シロザケの産卵行動展示」となります。

というわけで、本日10/31に切り替え作業を行いました。

魚道の水路を切り替え、水路内に残っていたサケたちを移動し、水を抜いて清掃するところまでが前段階の作業。

そこからサケの産卵環境を整えていくわけですが、



底面から水が湧くポイントを配管して細工し、



大きめの石や、



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2018年10月29日月曜日

明日10/30までっ!

標津サーモン科学館内「魚道水槽」の「遡上展示」は、明日10/30までとなります。

9~10月の2か月間、この水槽は標津川から水路で繋がり、文字通り「魚道」として、遡上するサケたちの姿を展示してきました。

「展示面にサケたちがいるかどうか」は、遡上状況=サケたち次第ゆえ、日々ヤキモキした気持ちで状況を見守ってきました。

9月上旬は、「多い」とは言い切れない日が多かったのですが、


 9/10:カラフトマスの立派なオス

9月中旬以降、一雨ごとに数が増えてきて、


 9/28

10月半ばからは「たくさんいます!」と胸を張れる日が続きましたね。

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2018年10月26日金曜日

標津川遡上状況:10/26

現在の標津川の遡上状況をお知らせします。

結論から先に言うと「オススメ!」な状況が続いています!!

標津サーモン科学館裏手の標津川「観覧橋」、
河口から約2㎞に位置し、遡上したサケを橋の上から見下ろすことができます。

去年・一昨年と遡上数が少ない年が続きましたが、今年はいいですよ♪

10/14にまとまった数のシロザケが姿を見せました。

黒々と見えるのが、すべてシロザケ!


10/21

それ以降、橋の下流側に定位している状態が続いていました。
(もちろん魚の入れ替わりはあったのでしょうが)


10/21

このように整然と列になって定位している状況の時は、あまり動きはありません。

先日10/24夜に降雨があり、明けて10/25に一気に動きが活発に!

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2018年10月21日日曜日

実習生日記:10/21

こんにちは、K大学のH.M.です。
標津サーモン科学館で約二週間、学芸員実習に参加させていただきました。

サーモン科学館は名前の通りサケ科魚類に特化した博物館/水族館で、大小様々な水槽でサケ科魚類を展示するのはもちろん、野生のサケが遡上する様子も見られます。


 「魚道水槽」9~10月

また、地域の特色を生かした展示も数多くあります。

アイヌの人々が履いていた靴や…、


 サケの皮で作った靴「ケリ」

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2018年10月19日金曜日

赤いアイナメを求めて

今月6日のサーモン科学館Facebookでも紹介されていますが,当館「中水槽」に体色の赤さが際立つウサギアイナメが展示されています。



その赤さに惹かれ,道東の海でこの魚を釣ってみたくなったので,先日,周辺に岩礁が多い根室管内の某漁港を訪れました。ちなみに餌は塩サバの切り身。


 根室管内の某漁港

アイナメが潜んでいそうな防波堤際やテトラポッドの周りを探っていくと,先ず小型のエゾメバル(地方名 ガヤ)が釣れました。


 エゾメバル

このエゾメバルを放流した後,しばらくアタリが遠のきましたが,やっと竿先を「ゴツゴツ」と揺らすアタリが。

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2018年10月17日水曜日

11/3・4:「秋の実習」参加受付中!!

標津サーモン科学館では、
下記の日程で『秋の実習』を行います。

▼シロザケ産卵行動観察会▼
11/3(土・祝) 10:00~15:00

サーモン科学館と忠類川で、産卵行動を観察します。
※サーモン科学館から忠類川までは、各自で移動をお願いします。



▼シロザケ人工授精体験▼
11/4(日) 10:00~15:00

サーモン科学館でシロザケの人工授精作業と産卵行動を観察します。



定 員…各実習先着20名
集 合…標津サーモン科学館
参加料…無料
 (ただし入館料または年間パスのご提示が必要です)
持ち物…軍手、タオル、汚れていい服装
    産卵行動観察会に参加の方は、長靴(あれば胴付長靴)、防寒着。
    偏光グラスを持っている方は持参
その他…小学生以下の方は、保護者同伴でご参加ください。

※各日、1時間程度の昼休みを設けますので、各自で昼食の時間としてください。
 尚、サーモンハウス内レストラン『サーモン亭』も営業しております。
 10/37訂正:レストラン「サーモン亭」は10/31で今季の営業終了となります。

◎申し込み、お問い合わせは、サーモン科学館まで!
皆様のご参加をお待ちしております。

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2018年10月15日月曜日

実習生日記:10/15

こんにちは。
10月5日から標津サーモン科学館で学芸員実習をさせていただいているK大学のS.K.です。

私は神奈川県で生まれ育ち、今回の実習で初めて北海道に来ました。
北海道に来て最初に思ったことは、「意外と寒くない!」ということです。
こちらに来る前には、天気予報を確認して大体の気温は把握していましたが、いざ来てみると想像していたよりは暖かい気がします。
しかし、朝晩は冷え込むので油断大敵です。毎日実習が終わる頃には手足が冷えています。

今回は、見学させていただいたレイクトラウトの人工授精について書かせていただきます。標津サーモン科学館で飼育・展示しているサケ科魚類の多くは、人工授精によって継代飼育しています。

まず、人工授精できそうなオスとメスを何個体か選び出し、メスから卵を取り出します。
下の写真は、メスから卵を取り出している様子です。



私は、お腹を開いて卵を取り出す人工授精の方法を想像していたので、少し驚きました。

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2018年10月13日土曜日

サケが届くまで

先日10/8は「サケ無料配布の日」、標津町内の各家庭にシロザケのオスが配布されました。

その朝私は標津漁港の見学に行って参りましたので、サケが各家庭に配られるまでを紹介いたします。

朝3時半に起床、漁師の方々が帰港する4時半に漁港へ集合したのでかなり眠いです。
(当然、漁師さんはもっと早起き・・・)

漁港内を標津漁協組合の職員の方に案内していただき、「荷揚げ」の様子を見学しました。



漁師さんが手で黄色の箱(画像赤矢印)を引いているのですが、かなりの重量がありそうで・・・、
(あの箱の中にぎっしりとサケが入っていたら、そりゃ重い)
それを軽々と扱う漁師さんは、もう流石としか言いようがありません。

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2018年10月8日月曜日

サケをいただく♪

本日10/8、「サケ無料配布の日」
標津町内の各家庭に、朝獲れのサケ(シロザケのオス1尾)が届きます。



我が家にも立派なサケがやってきましたよっ!

豊かな海の幸と漁師さん方、配布にあたった皆様に感謝です m(__)m
ありがたく、美味しく、いただきます!

というわけで、



身は塩焼き用に2枚おろし。
(3枚おろしが一般的ですが、ロスなく食べきりたいので2枚で)

切り分けて、塩ふって、ラップして、冷凍。
日常的に(我が家ではほとんど塩焼きで)頂きます♪


頭も塩焼きで頂くのが好き♪

身以外の内臓も美味しく頂きますよ~。

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2018年10月7日日曜日

10/8:内山りゅう氏講演会

明日10/8(月)になりますが、
水中カメラマンの内山りゅうさんの講演会が、標津町生涯学習センター「あすぱる」で開催されます。


*画像クリックで少し大きく表示されます


内山りゅう講演会「魚の卵からみた、繁殖大作戦」
10/8(月)18:30~
標津町生涯学習センター「あすぱる」

内山さんはこれまで何度も標津に足を運ばれ、いろんな魚の撮影をされています。
また、発行された書籍の制作に当館が協力したものもあります。

「さかなのたまご」 ポプラ社
山と渓谷社「日本のドジョウ」
フレーベル館キンダーブックしぜん10月号「さけ」
など

ぜひ、ご来場ください!!

(T.N.)

標津サーモン科学館のFacebook
ヨロシクネッ♪

2018年10月1日月曜日

知床河川の極小ヤマメ成熟雄

9月上旬,お誘いを受け,サクラマス(ヤマメ)を主対象とした知床河川調査に同行しました。なお,この調査の代表者は某有名サケ科魚類研究者で,道知事より特別採捕許可を受けて実施されました。



調査は電気ショッカー(エレクトロフィッシャー)という電気漁具を用いて行われ,尾叉長(吻端から尾ビレの最湾入点までの長さ)で6㎝から20㎝ほどの多数のヤマメ(未分化幼魚と河川残留型)に加え,


採捕され,麻酔を施されたヤマメ

尾叉長40㎝弱から50㎝弱の降海型親魚もかなり獲れました◎


降海型雄


降海型雌

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