2020年9月2日水曜日

9/1「魚道水槽」通水しました! が、・・・。

標津サーモン科学館を特徴づける水槽である「魚道水槽」の切り替え作業を行いました。
9~10月の2か月間、建物裏手を流れる標津川と繋がる水路となり、そこを遡上するサケたちの姿をご覧いただく展示となります。
それに先立ちまして・・・、
ダウリアチョウザメ

まずは、この空間で展示していたダウリアチョウザメ3尾を移動。
全長1.5mを超えるチョウザメたち、タンカを使って移送しますが、


暴れる! & 重い!

という毎度の作業です。
(重い個体は4人がかりでした・・・)

その後、ガラス面を掃除したり、


堰板を調整したり、


魚たちにとっての「入り口」となる標津川畔にあるゲートを開け、


という作業を経まして、通水となりました。

約9か月ぶりに水を流すので、しばらくは濁り水です。


急に水が流れてきて困っているエゾアカガエルたち(目に付く限り、救出しました)↓


さて、これで標津川からサケたちが遡って来るぞ!

というところなんですが・・・。

↓↓↓



一夜明けて今朝9/2、


がら~んとした展示面。

水の濁りは治まりましたが、その分サケたちがいないのがよくわかる・・・。

現在、魚道水路の入り口となる標津川「観覧橋」付近には、シロザケ・カラフトマスの姿がとても少なく・・・。

必然的に、「水路を遡上してくるサケたち」に対する期待値も低いわけで。

時折、ヤマメやアメマス、ニジマスが目につきますが、

ヤマメ

標津川から遡ってきたのではなく、展示面上下の水路空間にいたものたちでしょう。


モクズガニが一生懸命流れに逆らって頑張っていました(笑)

この「サケの遡上展示」、展示面に姿を見せるかどうかは、天候なども含め「サケ次第」ということになります。
本格的な秋の深まりとともに、その数が増えてくれることを願ってやみません。

※過去画像 ↑
早くこのような光景をご覧いただきたい・・・。

9/3朝追記:
9/3、出勤したら、カラフトマスたちが姿を見せてくれました!


T.N.

標津サーモン科学館のFacebookTwitterも鋭意更新中!
日々の遡上状況などもお知らせしていきます。

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