標津サーモン科学館にご入館いただくと、受付カウンターをすぐの箇所に、サケ科魚類の卵を小さな水槽で展示しています。
サケ科魚類の多くは秋に産卵期を迎えますが、イトウやニジマスは春が産卵期となります。現在は、ニジマスの卵を展示しています。(時期によって展示している卵の魚種は変わります)
よく見ていただくと、卵の中に黒い点がありますが、これは卵内で発生が進んでいる赤ちゃんの「眼」。「発眼卵」と呼ぶ状態です。
水槽の表示には、
受精日などと共に、「誕生予定日」が付されています。
ニジマスの場合、積算水温(水温×日数)が約330℃・日で孵化するため、このような「予定日」を推計することができるんです。孵化直前の状態ですね。
ただ、誤差も生じるので、5/5時点で孵化したものは見当たらず・・・。
↓↓↓
そして、本日5/7、
孵化した仔魚が!
まだ卵のものが多い状態ですが、これから次々と生まれてくれることと思います。
裏話:
5/3にご来館いただいたお客様から、
「予定日の5/5に産まれたか気になるけど、(近くに住んでいないから)すぐ見に行けない」
とお問い合わせいただきました。
前述のように、予定日から2日遅れましたが、孵化が始まったことをお知らせいたします!
(T.N.)
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