2021年7月9日金曜日

サクラマス遡上観察会(標津小学校)

 

標津小学校では、各学年の学習段階に合わせ、「サケ学習」が行われます。

先日7/2に4年生・本日7/9に5年生の「サクラマス遡上観察会」を行いました。

まず、サクラマス・ヤマメの一生についてレクチャー。

町内を流れる清流「忠類川」の上流域です。

緑濃い森の中を流れる渓谷です。

橋の下の流れにもサクラマスの姿が見られます。

滑りやすい急斜面をロープにつかまりながら下って、

滝の近くへと降り立ちました。

落差3mほど、轟々と強い流れが落ちています。

↓↓↓

あいにく7/9は少なかったのですが、7/2は割と高い頻度でジャンプするサクラマスが見られました。

ほとんどは、高さが足りなかったり、流れにはじかれたりして、上流へ進むことはできません。

おそらく、日々ジャンプを繰り返していく中で、上手く流れの中に着水し、上流域へ進むことができるのでしょう。

この滝の上流部にも、多くのサクラマスが遡上・産卵します。

(滝を乗り越えられなかったものは、滝より下流で産卵します)


本能とはいえ、果敢にジャンプを繰り返すサクラマスの姿に、逞しさを感じたのではないでしょうか?

また、普段は触れることがない奥深い緑と清流の中に身を置き、この地の豊かな自然に触れる機会となったと思います。

今回は、標津町観光ガイド協会・教育委員会・コミュニティースクールコーディネーターの皆様にもサポートいただき、無事終了することができました。

*この場所は国有林エリアであり、営林署に入林許可を得て立ち入っています。足場の悪い場所であり、ヒグマの生息地でもあるので、一般の方は「金山スキー場」手前の橋の上から滝を遠目にご覧ください。

*近隣の清里町内「さくらの滝」(斜里川)は、滝の近くまでアクセスでき、サクラマスのジャンプを見やすく整備されたスポットです。こちらもオススメです♪


7/10の北海道新聞朝刊根室面で紹介されています。



(T.N.)

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