北海道の緊急事態宣言発令を受けて、
標津サーモン科学館は8/27~9/12の期間、臨時休館とさせていただきます。
なお、職員は出勤しておりますので、お問い合わせ等は対応いたします。
皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
知床半島の付根「標津(しべつ)町」は日本有数の水揚げを誇るサケの町。
標津サーモン科学館は、サケ科魚類展示種類数(18種30種類以上)日本一の「サケの水族館」です。”サケたち”の魅力と標津周辺の魚たち、季節ごとのイベント情報や見所、日々の出来事を紹介していきます。
注)このブログ内の写真、dataなどの無断使用はご遠慮ください。
北海道の緊急事態宣言発令を受けて、
標津サーモン科学館は8/27~9/12の期間、臨時休館とさせていただきます。
なお、職員は出勤しておりますので、お問い合わせ等は対応いたします。
皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
今朝8/18は、漁船に同乗しての「活魚作業」へ。
標津前浜の沿岸小定置網漁にお邪魔して、展示魚の搬入を行います。
日がのぼった5時過ぎに出漁!
仕掛けられた定置網を順に起こしていきます。
今回、メインのお目当ては、シロザケ!
次々と漁獲されるシロザケたち
今日1番の立派なオス!
食べたら絶対美味い銀ピカ銀の魚体!
という中に、サメが1尾入っていました。
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研修で標津サーモン科学館にお世話になっています、高校教員の飯田と申します。生徒が夏休みの間に、私も勉強させていただいております。
このたび、館内「稚魚コーナー」で生活していたカットスロートトラウトとニジマスが、「川の広場(餌やりコーナー)」へとお引越ししました。空いた「稚魚コーナー」の水槽には新しい個体もお目見えしたので、ぜひご覧になってください。
カットスロートトラウト(左)・ニジマス(右)
― サケ科稚魚とパーマークの話 ―
海に降る多くのサケの仲間の稚魚には「パーマーク(parr mark)」と呼ばれる、楕円形の模様が体側にあります。海に降りる準備を始めるとパーマークが消失し、体色が銀色へ、背ビレや尾ビレの先端が黒色へ変化します。この変化をスモルト化(銀毛化)と呼びます。スモルト化した稚魚は、塩分が3%以上にもなる海水に適応するため、エラ(にある塩類細胞)などの働きを調節していきます。無事にスモルト化して海へ降りていき、数年後にはさらに大きく成長して戻ってくる、といった生活史となるわけです。
というわけで、「パーマークがある個体は、河川で生活している段階の稚魚」ということになります。
しかし、サケ科の中でも種によって生活史も様々であり、浮上直後からパーマークが出ない種や、スモルト化しても海に降りないものもいます。また、ヤマメ・アマゴなどはパーマークを持ったまま成熟するので「パーマークがある個体は稚魚」とは言い切れません。一見似たような容姿をしている「稚魚コーナー」のメンバーですが、よく見比べていくと、サケ科魚類の多様な暮らしぶりを垣間見ることができるかもしれませんね。