標津サーモン科学館では、2021年8月18日と10月13日に標津沖で漁獲されたエビスザメ2尾を展示していました。
*8月25日にも漁獲され搬入しましたが、同日夕方に死亡を確認。この個体は、北海道大学水産科学館(函館市)へ収蔵
その後、1年以上にわたり、2尾のエビスザメは館内「海水大水槽」で悠々と泳ぎ、多くの方々を楽しませてきました。
過去に他館で飼育事例はあるものの、現在では国内で唯一の生体展示であり、しかも2尾いるということで、遠方から駆けつけていただいたサメ・ファンの方々もいらっしゃいました。
飼育1年を過ぎ、一回り大きくなった(とくに胴回り)エビスザメ(全長で1.6mくらい)。
「順調に飼育できている」状態ではありましたが、反面、この水槽では今後手狭になってしまうことも想定されます。
かねてよりお付き合いのある福島県の「アクアマリンふくしま」に相談したところ、「是非、ほしい!」ということになり、先日11/5、移送作業を行いました。
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移送したエビスザメ(2021年10月13日漁獲個体)
思いの外スムーズに移送用タンカに入ってくれ、
移送トラックへ。すぐに、福島へ向けて出発!
標津町から苫小牧、フェリーに乗って、合計約28時間の移動を経て、11/6夕方に「無事到着!」のご連絡をいただきました。
画像提供:アクアマリンふくしま
画像提供:アクアマリンふくしま
長時間の移送事例も少なく心配な面もありましたので、今回は1尾を移送しました。すでに展示・公開も始まっているとのこと。
現在、当館「海水大水槽」では、
8月漁獲の1尾の展示を継続しています。この1尾については、今後両館で検討していきます。
1年間付き合い、少し寂しい思いもありますが、当館よりも「アクアマリンふくしま」の方が足を運びやすい方も多いでしょうから、貴重なサメをより多くの方にご覧いただくことができることになったと思います。ぜひ、足を運んでみてください♪
(T.N.)
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