標津町内の標津小学校では、各学年の学習段階に合わせ、標津サーモン科学館で「サケ学習」が行われます。
昨日7/3は3年生「小川の生き物採集」でした。
3年生は、5/15にサケの稚魚を放流しています。その稚魚たちは、もう海へと旅立ちましたが、サーモン科学館裏の小川は「稚魚たちがしばらく過ごした場所」です。ここに他にどんな生き物がいるか、捕まえて調べてみよう!という趣旨です。
一通りの説明を聞くのももどかしく、採集スタート!
今回の3年生は躊躇なくじゃぶじゃぶ♪
さ~て、何が採れたかな?
↓↓↓
今回、数が多かったのは、
フクドジョウ
ヤマメ(サクラマス)
ウグイ
そのほか、エゾトミヨやスジエビなど。小規模な流れの割には、いろいろな生き物が見られます。サケの稚魚にとっては、敵となるもの・ならないもの、こんな生き物と一緒に暮らしていたんですね。
職業体験に来ていた標津中学校・川北中学校の2年生2人にもサポートしてもらいました。採集した生き物のうち一部は、館内の水槽で展示しています。
続いて、本日7/4は4年生。町内を流れる忠類川上流の「金山の滝」でのサクラマス遡上観察です。
まずは、サクラマス・ヤマメの生活史をざっくり説明。
橋の上から覗くと・・・、
たくさんのサクラマスが!
この後、急な斜面をロープを補助に河原へと降りていきます。標津町観光ガイド協会の皆さんにサポートいただきました(ありがとうございます)。
どうどうと流れ落ちる滝
ほら、跳んでいるよ!
サクラマスたちは、より上流の産卵場所を目指してジャンプを繰り返しています。が、ほとんどは高さが足りず、強い流れにはじかれています。しかし、この上流部にもかなりの数のサクラマスが見られますので、何度もチャレンジを繰り返すうちに成功するのでしょう。また、この滝を乗り越えられなかったものたちは、滝より下流部で産卵します。
本能とはいえ、果敢にジャンプを繰り返すサクラマスの姿に、逞しさを感じたのではないでしょうか。
また、普段は触れることが少ない奥深い緑と清流の中に身を置き、この地の豊かな自然に触れる機会となったと思います。
7/4夕方のNHKニュースでご紹介いただいています。
7/8の釧路新聞でも紹介いただいています。7/9の北海道新聞でもご紹介いただいています。
*この場所は国有林エリアであり、営林署に入林届を提出して立ち入っています。
*近隣の清里町内「さくらの滝」(斜里川)は、滝の近くまでアクセスでき、サクラマスのジャンプを見やすく整備されたスポットでオススメです♪
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