本種は繁殖期が近づくにつれ,オスの背中が異様に盛り上がるという二次性徴でもお馴染みですね。
カラフトマス♂:海水大水槽
他のサケマスと同様,カラフトマスは北海道において重要な水産資源であり,古くから人工ふ化放流が行われています。近年の北海道(以下,北方領土を除く)からの年間放流数は1億尾から1億5千万尾ほどです。
近年では北海道や他地域から放流されるカラフトマスの相当数に標識が施され,その数が記録されているため,来遊したカラフトマスにどの程度標識魚が混じっているかを調べれば,放流魚(と野生魚)の割合が推定できそうです。実際,そのような調査研究が関係機関によって行われています。
↓↓↓