一挙に紹介していきますよ~!
(今回長文デス! お付き合いください!!)
標津サーモン科学館前の「大池」の住民であるアヒルたち。
この春に産んだ卵を回収し、孵卵器で温めていたところ、昨日5/9に1羽孵化しました♪
ヒナの間の飼育を希望される施設があり、池で泳げるようになるまで里子に出しました。
立派に育って、帰って来いよ~!
続いて、先日より展示している「子持ち昆布」状態のニシンの卵。
ホンダワラ(海藻)に卵が付着した状態で水槽に入れてあるのですが、
一斉に孵化して、小さな小さな透明の仔魚がいっぱい蠢いています。
画像の白い点が仔魚の眼デス。
まだまだ続きます!
↓↓↓
ホッカイエビ(ホッカイシマエビ)
昨秋からお腹に卵をつけたメスがいたんですが、
小さな稚エビが孵化しました。
エサに使っているアミ類よりも小さい!
そしてそして、
春の沿岸小定置網で獲れるシチロウウオ。
お腹が張ったメスが獲れることもあり、水槽内で産卵することがあります。
シチロウウオについて詳細な情報は得られなかったのですが、
同じトクビレ科に属するトクビレ(ハッカク)に関して、
「産卵前に交尾する」とあり、メス単体で受精卵を産むということになります。
シチロウウオも同じ生態であれば、これも受精卵の可能性があり、試しに昨年の卵をキープしていました。
トクビレでは「水温5度で受精後100日前後で孵化」となっており、孵化までかなり長期戦。
100日をはるかに超え、誰もがその存在を忘れている中で、
飼育スタッフは、明らかな死卵を除去しつつ、
「いつまで経っても産まれないな~」
と、ひそかにキープし続けていました。
それが、先日5/6、
「産まれました!」
数粒残っていた卵から、小さくて透明な弱々しい仔魚が!
産卵日のメモは残っていませんが、おそらく1年近く卵の状態だったことになります。
当館では、これまで事例がほとんどないので、孵化までこんなに時間がかかるのが通常なのかイレギュラーなのか、「?」ではあります。
これまでにノウハウがないニシンやシチロウウオに関しては、育て上げられるかは手探りですが、何であれ「誕生」というのは、めでたいものですね♪
これまたトクビレ科のオニシャチウオも産卵したんですよね~。
こいつも長期戦なのか?
こいつにも付き合うのか??
(T.N.)
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