標津サーモン科学館で保有している成熟チョウザメの採精作業を行いました。
先立ってメスの成熟度をチェックしたのですが、今シーズンは卵を採れる成熟メスはいませんでした。
そのため、チョウザメに関して共同研究を行っている研究機関にいるメスと掛け合わせることとなり、連絡を取り合いながら、先方の採卵スケジュールに合わせて採精します。
前日5/18には、期待度の高いオスにホルモンを注射し、
本日、いざ採精作業!
タンカを使って、対象のチョウザメを確保したら、麻酔薬を使って、大人しくなってもらいます。
が、麻酔が効くまでは当然暴れます!
2mレベルのチョウザメのパワーは、推して知るべし!
もちろん当然重い!!
という、前作業の後・・・、
↓↓↓
注射器から繋いだチューブを体内に差し込んで、精液を吸い取ります。
今回作業したのは、ダウリアチョウザメ3尾にアムールチョウザメ1尾。
ダウリアチョウザメは不発でしたが、
アムールチョウザメは、ちょっと期待できそう!
アムールチョウザメの精液
早速発送しましたので、人工授精の結果に期待します!
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おまけ
ここ数日、サーモン科学館前の「大池」に、アカガシラサギという珍客が飛来しています。
アカガシラサギ
今日までに確認できているのは、
・5/16 朝から昼過ぎ
・5/18 朝
・5/19 昼過ぎ
常時いるわけでもないですし、いつまでいるかもわかりませんが、ご来館の際に見られたらラッキーですね。
観察の際には、マナーを守って、静かに見守って頂くよう、お願いします。
(T.N.)
*「好評だったら、またやるかも」担当者談
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