先日から標津サーモン科学館で学芸員実習をさせていただいているH大学のR.H.です。
道東の豊かな自然の中で様々な業務を経験させていただいており、憧れていた学芸員という仕事を知ることができるとても楽しい毎日を送っています♪
さて、今回は見学させていただいた秋サケの定置網漁について、レポートしたいと思います。
これまで漁を見学する機会などほとんど無く、船に乗ること自体も久しぶりだったので、お誘いいただいたときは非常に楽しみでした…。
が、某飼育員の方に「漁師さんはおっかないから気を付けるんだぞ」と脅され、小心者の自分は不安がやや入り混じった気持ちに…。
びくびくしながら布団に入り、朝を待つこととなりました(汗)。
出港はAM 2時なので集合は1時半!
早起きなのか夜更かしなのかよくわからない時間帯での出発です(笑)。
ウェーダ―とカッパの完全装備で港へ向かいます。
今回は、運良く穏やかな天気の中での出港になりました。
漁船への荷物の積み込みの時点から、漁師さんたちの気合と期待が伝わってきます。
準備が整ったら、いよいよ出港です。
↓↓↓
漁場に着いたら、魚が溜まっている「金庫網」と呼ばれる部分までを人力でたぐりよせ、最終的に大きな網で魚をすくいあげて船倉へ積み込みます。
その様子は圧巻!!
今回の漁は少ない方だったそうです。
獲れるときは一体どれだけ獲れるんだろう…。想像もできません。
ちなみに写真のほとんどはシロザケ(サケ)です。
積み込んでから雌雄を分けたり、活〆する作業があるのですが、漁師さんたちの手つきの素早いこと。そのスピーディさにほれぼれしてしまいました…。
漁師さんたちは皆優しく、初めて乗船する僕を色々と気遣ってくださいました。
お茶をごちそうして頂いたり、座る椅子を用意してくださったり、まるでお客さんのような待遇を受けてしまいました。乗船前の心配はすっかりどこかへ吹き飛んでしまいました。
*前述の某飼育員のセリフは「ネタ」です。失礼いたしました m(__)m
全6つの金庫網の引き揚げが終わったら、漁は終了。
後半の引き揚げでは科学館に新たに搬入する魚も分けていただきました。
搬入・運搬作業は初めて見るので、これまた新鮮な経験でした。
無事生きた状態で搬入したシロザケたちは、館内「海水大水槽」で元気に泳いでいるので、ぜひ探してみてください!
館内「海水大水槽」
では最後に、
帰りがけに船上から撮った夜明けの写真を載せて、ブログを読んでくださっている皆さんにも、感動をおすそ分けしたいと思います!
うっすらと明るくなってきた空に、筆で描いたような雲が浮かぶ情景は、非常に幻想的でした…。
標津サーモン科学館には、職員の方々が苦労して採集してきた魚たちが、沢山展示されています。
展示の背景にあるドラマを想像しながら、魚たちを見てみてください!
(H大学:R.H.)
9/30「しべつあきあじまつり」・9/15~30「サーモンパーク秋まつり」 皆様のご来場・ご来館をお待ちしております!
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