2019年2月21日木曜日

レア・チョウザメ! + 逆立ちアマゴ

先日2/19、隣町羅臼町の漁協よりご連絡いただき、



チョウザメ(ミカドチョウザメ)を搬入しました!

北海道の沿岸でチョウザメ類が漁獲されること自体珍しいことですが、
その多くはダウリアチョウザメであることがほとんど。
ミカドチョウザメやアムールチョウザメが漁獲されることもありますが、極めて稀な事例です。
このミカドチョウザメは、かつて北海道内の河川にも生息していたとされるチョウザメです。

今回のミカドチョウザメ、刺し網にかかったとのことですが、傷もほとんどなく、いい状態で搬入することができました。
当面は、バックヤードで様子を見ることになります。


北海道新聞(2/21朝刊釧路・根室面)にてご紹介いただきました。

慌ただしい船中で、活かしたまま運んでいただいた漁業者の方々、取り次いでいただいた漁協の方に感謝申し上げます。

漁業者の皆様へ
チョウザメ(種問わず)の野生個体は、
研究および養殖の種親として大変貴重な存在です。
チョウザメが漁獲された際には、
サーモン科学館を始め水族館や北海道大学など研究機関へ
ご一報ください!!


さて、ここから別の話題。

当館「川の広場」の水槽の一画に,サクラマス種群の亜種であるアマゴ(サツキマス)が現在4尾展示されています。



これらのアマゴは20日ほど前に当水槽に入れたのですが,ナワバリ争いを通じて,個体間の順位とそれぞれの定位置が決まったようです。

↓↓↓


白っぽい一番大きなアマゴが順位1位の個体。左上に鰭だけ写っているアマゴもいます。

よく見ると,左奥のアマゴはエアレーションが好きなのか,普段は(少なくとも明るい時間帯は)頭を底の方に向けた「逆立ち」状態で定位していることが多いです。


逆立ちアマゴ

この体勢,ツラくないのかな・・・
しかし面白い個性ですよね(^_^)
ご来館の際には,この逆立ちアマゴもお見逃しなく!


スマートフォンで同個体を撮影

 (地域おこし協力隊サーモン科学館支援員:T. T.)


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