2017年5月24日水曜日

イトウ、孵化!

標津サーモン科学館では、
各種サケ科魚類を飼育・展示しています。

その多くは、人工授精によって、
継代飼育しています。

シロザケなどのように
秋に産卵するものが多いのですが、
イトウやニジマスなどは、
春が産卵期です。

というわけで、

先だって、イトウの人工授精を行いました。

バックヤードで飼育している親魚を、



麻酔液につけて、動きを鈍らせます。

イトウは、シロザケと違って
複数年に渡って産卵するので
(1シーズンの産卵で死んでしまうわけではない)

開腹はせずに、



卵を絞ります。

そこに、オスの精液を混ぜ合わせ、




受精完了‼

その後・・・、

↓↓↓



無事に受精し、発生が進んだ卵は、



卵内に目が見える「発眼卵」と呼ばれる状態になり、



本日5/24、
無事、孵化し始めました \(^o^)/

まだまだ、泳ぎ回ることもできず、
弱々しい「仔魚」ですが、


イトウ

立派に、かっこよく、
育て上げていきたいなぁ!

 
イトウの仔魚・卵は、
受付近くの小さな水槽で展示中です。
運がいいと、孵化の瞬間が見れるかも!


  (T.N.)
 
 

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