2017年5月10日水曜日

標津のサケと珍魚と・・・

春はサケたちにとって
旅立ちの季節。

標津サーモン科学館では、この時季、
周辺エリアの学校団体が多く来館され、
「シロザケ稚魚の放流体験」を対応する機会が多くなります。

本日5/10は、
地元標津小学校3年生の皆さんがご来館。

「サケの町 標津」の標津小学校、
 学習段階に合わせて、
 様々な「サケ体験学習」があります。



今回のメインは「シロザケ稚魚の放流」ですが、
この稚魚たちは、学校の水槽で
今年1/24から生徒たちが育ててきた稚魚たちです



大きくなって、帰って来いよ~♪

このサケたちが回帰するのは、
彼らが5年生から中学2年生の秋。



5年生では、産卵行動観察、
6年生では人工授精の体験が待っていますので、
その時に、また出会えるといいですね。


というご案内をする前の
朝の出来事。

↓↓↓



標津漁協の方から館長に

「変な魚が獲れたんだけど」

という一報。

「変な魚」について、
アレコレ憶測をしながら
早速、伺ったところ・・・、



「???」

想定の範囲を超えた魚が待っていました!



全長108cm、細長く黒い魚体、
大きく裂けた口。



現場では一同どうにもわからなかったもので、
帰館して図鑑で調べたところ、

「ミズウオダマシ」

という結論!

標津町内薫別沖の定置網での漁獲でした。

初記録という程でもないようですが、
珍しい1尾との対面でしたw

今回のミズウオダマシは
死着でしたので、展示はしません。
関係機関に連絡し、
当館より有効活用していただける機関へ
引き渡すこととなりました。

というついでに、
市場に並んでいた魚を見ていると、



(当地においては)でっかいサクラマスや、



小さなトキシラズ(左:400g・右:600g)

といった珍しいメンバーも並んでいましたよ♪

情報頂いた漁組の方、漁業者の皆様、
関係機関の皆様、
ありがとうございました <m(__)m>

 (T.N.)
 
 

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