2014年10月28日火曜日

生命尽きて・・・

本日10/28、毎年恒例となっている、
標津小学校5年生の野外授業w



町内忠類川での、
シロザケの産卵行動の観察です。

「サケの町 しべつ」、
町内標津小学校では、学習段階に合わせて、
シロザケの生態について学ぶ機会が、
学年ごとに用意されています。
 


産卵行動中のシロザケの様子を観察し、
どんな場所を選んでいるのか、
メスをめぐるオス同士のケンカ、
産卵場所をめぐるメス同士のケンカ、

次の世代の生命を残すための、
サケたちが繰り広げるドラマを
垣間見る時間です。


 シロザケの産卵床

メスが尾ビレを使って掘り返した場所は、
川底の石がひっくり返され、
コケなどが付いていない面も上にくるため、
周辺の川底と比べて明るい色になります。

そんな生きているサケたちの観察はもちろんなのですが・・・、

↓↓↓



シロザケの死体

1シーズンの産卵期を終えて
その生涯を閉じるシロザケ。

河原には、その死体が目に付きます。

「繁殖」という一生の最大のイベントを終えた、
彼らの亡骸・・・。

前掲画像のような、
フレッシュなものもありますが、

カラスやカモメなど、鳥たちにつつかれ、
ハエやハチ、川虫など小さなものたちに食べられ、
中には、キタキツネやヒグマ、ワシなどに食べられ、


骨と皮だけの姿になり、


脊椎骨だけとなったものも目に付きます。

さらには、
より小さなものたちに分解され、
川の中の生き物たちを育み、
周辺の森を豊かにする糧となる。


そんな生命の終焉と、
それを利用し、
それに養われるものたち。

そんな自然界の営みに触れる、
感じることができた時間です。


一般の方向けには、
11/2(日)「シロザケの産卵行動観察会」 10:00~15:00
で、ご案内します。
参加者募集中です♪

(撮影:TN大実習生・テキスト:T.N.)

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