いま科学館で学芸員実習をさせていただいているTG大学のS.T.です。
先日、「標津町さけます自然産卵調査協議会」の方々の産卵床調査に同行させていただいたのでその様子をレポートします!
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ちょっとその前に、
少しだけサケの自然産卵について、背景をお話します・・・。
とっても長いサケと人とのおつきあいのなかで、明治以前の漁獲高と比べて圧倒的豊漁を続ける今日のサケ漁が、これまでの地道な人工ふ化放流事業の賜物であることは間違いありません。
そんな状況のなか、人の手によることのないサケの自然産卵に水産資源としての価値を見出そうと日々調査・研究をされているのが「標津町さけます自然産卵調査協議会」の方々なのです!
前おきが長くなりました^^
以下、調査レポートです!
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今回長文になりますが、お付き合いください。
(斃死個体の画像もあります)
↓↓↓
調査では、標津町内を流れる数河川について調査ポイント周辺にシロザケ、カラフトマス、サクラマスの①産卵床、②生体個体、③斃死個体がどれだけあるのかを調べます。
当日の朝、調査の目的や手法を打ち合わせし、調査範囲が広大なため2班に分かれて調査へ出発します。私たちの班は町内北部の数水系を担当するこことなり、サケの姿を探してたくさんの川を巡りました^^
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橋の上から眺めたり・・・、
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川までおりて探したり・・・、
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ときには藪に分け入ったりして調査しました!
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浅いところで引っかかっているサクラマスの斃死個体。
ホッチャレっていうんですね!
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このシロザケの斃死個体はオジロワシがお食事中のものでした。
オジロワシ、かっこよかったなあ!(笑)
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産卵床みつけました!
館長の足元、ちょっと白っぽくなっているのがわかりますか?
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わかりやすい産卵床(館長曰くサクラマスの重複産卵床ではないかと)。
楕円状に川底がきれいになっているところがみえますね!
これは魚が卵を埋めるために底を掘ったので、部分的に川底がきれいになってるんですって!!
調査の途中、背中に標識のついたサクラマスを幾度か見かけ、標津町内では多くの人がサケやマスの研究をしていることを実感しました。それは流域に暮らす人々にとってサケやマスが大切な存在であり、それらが標津の歴史と文化のなかに深く根付いているからなんでしょうね!
この度は、調査に同行させていただきありがとうございました。
豊かな自然の中に身を置き、サケたちの一生をかけたドラマに触れ、
それを取り巻く方々の活動を知る、貴重な体験となりました。
(TG大学:S.T.)
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