2017年7月12日水曜日

遡上の難所「金山の滝」に挑む

いつも猛暑とは縁のない標津ですが、今日7/12に限っては、蒸し暑いですねぇ~。
残念ながら、ちょっとこの気候が2~3日続きそう・・・。

せめて話題だけでも涼しげに。
先日7/8(土)に開催した「サクラマス遡上観察会」のレポートです。
__

標津町が誇る清流・忠類川。この時期は上流域にある「金山の滝」で,その滝を遡ろうとするサクラマスを見ることができます。


サクラマス
*この写真のサクラマスは忠類川のものではないですが,道東河川において,調査のため道知事より特別採捕許可を受けて捕獲したものです。

標津サーモン科学館では,先週の標津小学校の観察会に続き,7/8も金山の滝にて「サクラマス遡上観察会」を行いました!
今回は一般の3組7名の他,メディア関係者など3名の計10名が参加されました。

まず,当館の大水槽前で,サクラマスの生活史などについて館長がレクチャー。



次に車で30分ほどの現地駐車場まで移動。

滝に行く途中にある橋の上からも





群泳しているサクラマスの姿が!



 ↓↓↓


その後,徒歩で急斜面の踏み跡を慎重に下り,滝の直下に到着。

 

前回より飛び跳ねるサクラマスが多く見られ,参加者の方々から大きな歓声が上がりましたね。



優れた泳力の持ち主であるサクラマスでも,高さ3mほどのこの滝を越えるのは簡単ではありません。館長によれば,越えることができずに(諦めて?)滝の下流で繁殖する個体も多いとのこと。

滝を越えようと何度もジャンプするサクラマスたち。この「滝越え」に費やすエネルギーは相当なものかと思います。そのエネルギー消費により,例えばメスであれば自身の卵の数を減らしているかもしれません。が,サクラマスにとって,この「滝越え」には子孫を残すうえで,そのようなデメリットを上回るメリットがあるのでしょう。

がんばれサクラマス! 滝の上流を目指して!



*この場所は国有林エリアであり、営林署に入林許可を得て立ち入っています。
 足場の悪い場所であり、ヒグマの生息地でもあるので、
 一般の方は「金山スキー場」手前の
 橋の上から滝を遠目にご覧ください。

*近隣の清里町内「さくらの滝」 (斜里川)は、滝の近くまでアクセスでき、
 サクラマスのジャンプを見やすく整備されたスポットです。
 こちらもオススメですよ♪

(T. T.)

標津サーモン科学館のFacebook
ヨロシクネッ♪

0 件のコメント:

コメントを投稿