2017年10月8日日曜日

シロザケの人工授精体験

先日10月6日(金)、
標津高校(自然環境類型)2年生の皆さんが、シロザケの人工授精を体験しました。
始めにメスの体長と体重を測ります。



写真↓ではわかりにくいかもしれませんが、



サケのお腹がぷっくり膨らんでいるのがわかります。
この中に、たっぷりと卵を抱えているのです。
重量にして、体重の約20%分の卵が入っています。

さて、いよいよ採卵です!



館長に指導してもらいながら、メスの腹を割きます。

↓↓↓





お腹の中の卵を、丁寧にすべて掻き出します。

続いて、オスの腹をしぼって、卵に精子をかけます。



この後、優しくかき混ぜて、精子を満遍なく卵に行き渡るようにします。
まだ、この段階で完了ではありません。
精子は、真水につけないと活動しないのです。



真水につけて授精、新たな生命の誕生となります。

今回は、メス3尾から8,000粒以上の受精卵を得ました。



このうちの一部は、来春放流するまで、生徒たちが学校で育てる予定です。

孵化までは約2か月。
元気に産まれてくることを願いましょう!

(R.F.)

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