メスの体内の卵の成熟状況をチェックする作業です。
チョウザメ類は、外見上での雌雄判別はできません。
ある程度「成熟しているであろう」個体は、腹部を少し切って生殖腺(卵巣or精巣)を確認し、オスメスを見極めます。
また、メスが抱卵しているかや、卵の成熟度合をチェックする際にも、同様の作業が必要だったのですが、
今回はチョウザメ用の「検卵器」を使いました。
(チョウザメ養殖で使われているもの)
今回チェックしたのは、ベステル(オオチョウザメ♀×コチョウザメ♂)のメス。
タンクから取り出して、二人がかりで抑え、
他の臓器を傷つけないように刺す位置は慎重に・・・、
アイスピックのような検卵器をブスリ。
↓↓↓
引き抜くと、
ピックの溝で卵が採取できるという仕組みです。
(画像赤丸部分)
ちょっと痛々しいですが、開腹+縫合するのに比べれば、小さな傷で済みますから、チョウザメにとってもダメージは少ないでしょうし、人間側の作業もかなり軽減されます。
今回の卵は「ダメかな~」という結果でした。
次のチャンスに期待しましょう♪
(T.N.)
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