「サケの季節」となる秋は、高学年の対応が相次ぎます。
5年生は、先月10/24の忠類川での観察に続いて、サーモン科学館内「魚道水槽」で、シロザケの産卵行動を観察します。
本日11/14、9時過ぎから11:30までの約2時間の滞在。
当然、「産卵の瞬間に立ち会う」というのも期待されるところであり、こちらとしても「滞在時間中に産卵させたい」ところ。前日のうちから、ペアの様子を伺います。
今回は、さほどヤキモキすることなく、無事立ち会うことができました。
*過去画像
また、6年生は11/11(鮭の日!)に来館し、人工授精を体験。
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メスザケの腹を割いて卵を取り出し、オスから搾った精子を混ぜ合わせ、受精させます。
この受精卵は、当面サーモン科学館のバックヤードで管理しますが、3学期には後輩となる2年生が学校に設置した水槽で飼育します。そして、稚魚まで育てた来春に3年生となった彼らの手で放流します。
さらに言えば、放流した稚魚は、1年半から7年半(多くは3年半)での海での暮らしの後に回帰するわけで、5年生や6年生が目にする親魚は、彼らが3年生の時に放流した稚魚かも知れず、その稚魚はその先輩たちが人工授精したものである・・・。
シロザケのライフサイクルと、小学生の学習段階とを組み合わせた標津小学校の「サケ学習」は、先輩から後輩への「サケのリレー」でもあります。「サケの町 しべつ」ならではの取り組みです。
6年生の人工授精体験については、NHKニュースでも取り上げていただきました。
NHKニュースサイト:小学生がサケの人工授精を体験(*閲覧期限あり)
さらに、学校への取り組みはサーモン科学館に限ったことではありません。
11/12の学校給食は「ふるさと給食」。
イクラ丼にチャンチャン焼き、サケのすり身と大根を使ったすり身汁など、町の産品を使ったメニューでした。
釧路新聞11/13↑
NHKニュースサイト:サケづくしの「ふるさと給食」(*閲覧期限あり)
毎年恒例のことながら、他町の方からうらやましがられる地域の取り組みです。
また、今日・明日の2日間、隣町中標津町の計根別学園の生徒さんが職業体験に来ています。飼育作業を中心に、当館の業務にチャレンジ中です。
(T.N.)
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