2020年1月31日金曜日

特別展「ビーチコーミング」

明日2/1からの「冬季開館」に合わせまして、

特別展「ビーチコーミング ~海辺でお宝探し~」

をスタートします。



ビーチコーミング(Beach combing)とは、海岸などに打ち上げられた漂着物を観察したり収集したりする趣味・レジャーです。
〇 Beach = 海岸
〇 Combing (comb) = 櫛(くし)
であり、櫛ですくようにくまなく海岸を探索すること、に由来しているとのことですが、
海岸を歩きながら、「きれいだな」とか「おもしろいな」と思う「お宝」を探すことは、どなたでも経験があるのではないでしょうか。

今回は、東京農業大学(オホーツクキャンパス)の学生さんに協力いただき、
彼らのコレクションをメインに展示しています。

会場は、こんな感じ。



まず目を引くのは、


トドの骨格!

下顎骨を除くほぼ全身が揃った骨格です。
(スペースの都合上、左の前肢・後肢などは展示していません)

その他にも・・・、



↓↓↓

貝類などのコレクションの中で、


アオイガイの液浸標本

昨年10月に湧別町の海岸で生きた状態で見つけたというもの。

独特の形状の貝殻は、ビーチコーマーの間でも人気のアオイガイですが、「貝殻だけ」ではなく「中身入り」の生体でgetできたのはラッキーでしたね♪



その他、鳥類やエゾシカ、鯨類の骨なども。

こういった自然物がビーチコーミングの対象となりがちですが、漂着する人工物も興味深いものがあります。




海岸で目に付く人工物の多くは「ゴミ」という扱いになるものが多いでしょうが、外国から流れ着くものもあり、ここまで流れてくるまでの道のりや物語に想像を膨らませれば、「ゴミ」の中にも「面白い」と感じるお宝があるのではないでしょうか。

そして、

 

標津川の川氷が漂着したものを「標津前浜ジュエリーアイス」と題して、画像で紹介しています。

これらは私が撮影してきたものですが、漂着したばかりの板氷、波にもまれて角が取れたもの、漂着後時間が経って穴が開いているもの・・・と、どれも同じ形の氷はありません。
透明度や形など一つ一つの「宝石」を探しながら海岸を歩くのは、面白かったですね。
(爆裂寒いですけれど!)

特別展「ビーチコーミング」は、4月中旬まで開催する予定です。
ご来館の際には、ぜひじっくりとご覧ください。

展示品に出品・協力いただいた東京農業大学の
・黒田美空さん
・吉越健心さん
・山本慶太さん
には、感謝申し上げます m(__)m


(T.N.)
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☆標津サーモン科学館は2/1から開館します。
 2~4月は水曜日休館です。

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標津町では、地域おこし協力隊(文化遺産インタープリター・標津サーモン科学館支援員・観光地域づくりコーディネーター)を募集しています。
*応募締め切り:2020年2月28日
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