例年5月には、3年生が「稚魚の放流体験」を行います。
放流する稚魚は、彼らが2年生の3学期が始まった今年の1/20から、学校の水槽で飼育してきたもの。
さらに言えば、この卵は、先輩にあたる6年生(現中学1年生)が、昨秋11/11に人工授精したものです。
例年であれば、3年生が来館し、自らの手で放流することになるのですが、
今年は当館も5/26までの臨時休館、
小学校も臨時休校や分散登校となったこともあり、
イレギュラーな形での対応となりました。
小学校の一角に設置された2基の水槽
水温を5℃と10℃に設定し、生育の差も観察します。
学校としてサーモン科学館に来館することができない状況ながら、学校の水槽にいる稚魚は放流せねばなりません。担当の先生と、いくつかのパターンを相談した結果、
私たち職員が学校へ赴き、稚魚の観察や説明、実験などを行った後、
稚魚を預かって放流することとなりました。
分散登校で、クラスの半分ずつが登校している状況でしたので、昨日5/28・今日5/29の2回に渡って行いました。
サケ(シロザケ)稚魚
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約4か月間、卵の状態から学校の水槽にいたわけですが、春休みをはさみ臨時休校期間が長く、水槽で観察する機会が限られたのは残念なところ。
コップに仕分けた稚魚を観察し、
白いバケツと黒いバケツを使った体色変化の実験も行いました。
解説と実験の概要は、下記YouTube動画にまとめています。
2回の対応が終わったのち、水槽の稚魚は、生徒たちに代わって、
私たちが放流しました。
元気よく流れの中へ泳ぎ出した稚魚たち。
新たな環境にちょっと戸惑っているでしょうが、
近々、大海原へと旅立っていくことでしょう。
(T.N.)
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☆標津サーモン科学館は、5/27より開館しております。
5~10月は無休です。
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