(チョウザメ搬入で後回しになった話題です・・・)
標津小学校5年生の皆さんと
町内忠類川へサケの観察へ。
標津小学校では、学習段階に合わせ
各学年で「サケ学習」が行われます。
今回は、サケが産卵する川と
生態系においてのサケの役割を学びます。
忠類川下流域の
本流から分かれた小さな流れで
サケたちの観察w
シロザケのメスは、
川底が砂利になっていて、
その砂利の中を水が流れている場所を
産卵場所に選びます。
産卵のために砂利を掘り下げ、
くぼみを作っているメスの周りには、
ペアになろうと複数のオスが集まり、
オス同士がライバルを排除すべく
ケンカを繰り返しています。
右側のオスが左のオスを
噛みついて追い払おうとしている
そんな様子をひとしきり観察した後、
生徒たちには
そのあたりに転がっている斃死体、
いわゆる「ほっちゃれ」を集めてもらいました。
*この後、サケの死体の画像が出てきます。
↓↓↓
正直「くさい」ですし、
「気持ち悪い」と思った子もいるでしょう。
しかし。
産卵後に死んでしまうサケたちの亡骸は
その周辺に暮らす多くの動物たちの食料となります。
集めた死体を「フレッシュな順」に並べてみました。
ほとんどの死体は、目玉がありません。
厚く硬いサケの皮を破くことができない
カラスやカモメなどは、
目玉や肛門などからつついていきます。
ワシやキツネ、ヒグマなどは
皮を破き、肉の部分も食べられるでしょう。
サケを食べた動物たちの糞や
食べ残された残骸は、
やがて分解されて
周辺の植物の栄養となっていきます。
海に旅立つ前のサケの稚魚は重さ約1g、
その稚魚が海の栄養で大きく成長し
その体に海の栄養を携えて遡上します。
背中が出るような浅瀬も乗り越えていきます
その体は陸域の動物たちの糧となり、
植物たちの栄養となる。
遡上するサケたちは
海の栄養を陸域へ運ぶ役割を
担っているのです。
見事に利用つくされ、
骨と皮だけになった亡骸
その他、色々な話題と合わせ、
生徒たちと至った結論は、
「サケって、スゲー‼」
(T.N.)
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ヨロシクネッwww
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