もちろん、「食用のイクラ」ではなく、人工授精した「受精卵」です。
その展示ラベルには、
受精した日と、誕生(孵化)予定日が記載されています。
シロザケの場合、積算水温(水温×日数)が480℃・日で孵化するため、このような「予定日」を推計することができます。
この水槽では、10℃弱の水温のため、約50日で孵化する、と見込んでいるというわけ。
前掲画像は9/25のもので、その後の経過を追っていくと・・・、
↓↓↓
積算水温250℃・日で、発眼卵となるのですが、
10/14の時点(上画像)で、多くの卵の中に眼が確認できる「発眼卵」になっていました。
確かに計算通り。
そして、
予定日の11/5の画像 ↑
この2~3日前から少しずつ孵化が始まり、予定日には水槽内すべての卵が孵化しました \(^o^)/
*上部を漂っているのは、卵の外膜
おお~、計算ピッタリ!
当然、誤差は生じますが、何だかサケの不思議さを垣間見た気がします。
積算水温の計算では、水温が低ければ孵化までに日数がかかり、水温が高ければ短期間で孵化する、ということになります。が、もちろん適水温の範囲内での話なので、「25℃の水温で20日で孵化させる」ということはできませんので、あしからず。
現時点では、まだまだ弱々しい「仔魚(しぎょ)」たちですが、この後も順調に生育していってほしいですね♪
(T.N.)
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11月は、標津サーモン科学館・サーモンハウスとも水曜休館となります。
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