*褒め言葉です!
「沖底」と呼んでいる「沖底建て網」という定置網で、比較的沖合の深いところに仕掛けるので、普段乗船する「沿岸小定置網」では見かけないメンバーが網に入ります。
市場価値もさほどなく、普段は海に戻されているような魚たちが多いのですが、私たちにとっては「お宝」な魚たちです。
フサギンポ
ギョロリとした目に分厚い唇、額のフサがユニークなフサギンポ♪
そのままアニメのキャラクターにできそうです。
ダイバーの方には、被写体として人気があります。
展示個体を切らしていたところだったので、ありがたい!
ホカケアナハゼ
各ヒレが大きく、これまた独特の風貌のホカケアナハゼ。
次は高級魚!
↓↓↓
トクビレ
「ハッカク」という呼び名で知られるトクビレ。
刺身や味噌を塗った「軍艦焼き」で食される白身魚です。
顎下にモジャモジャとたくさんのヒゲが!
そして、コイツ! ↓
シチロウウオだと思っていたのですが、収容した水槽を見ていた飼育スタッフが、
「あいつはシチロウ(ウオ)じゃない!」と。
右がシチロウウオ、左が件の魚
よく似ているけれど、確かに、ちょっと雰囲気が違う・・・。
よ~く見ると、ヒゲがある!
(シチロウウオにはヒゲはない)
赤矢印部分にヒゲが!
図鑑で調べた結果、正体は「オニシャチウオ」という魚でした。
トクビレ・シチロウウオ・オニシャチウオ、この水槽の先住民であるカムトサチウオは、共にトクビレ科に属する魚です。
トクビレ以外は、食用とは利用されず、馴染みのない魚でしょう。
姿も名前も「けったいな」メンバーが加わり、北の海の個性的な魚たちが補充されました!
毎度ながら、慌ただしい船上(まさに戦場)で魚を仕分けて頂き、
ご提供してくださる漁師さんに感謝です!!
(T.N.)
ヨロシクネッ♪
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