2019年5月14日火曜日

サケの町の子供たち

昨日5/13になりますが、町内標津小学校3年生の皆さんがご来館。
今回は、シロザケ稚魚の放流体験です。


カップに稚魚を仕分けてスタンバイ。

標津小学校では、学習段階に合わせ、サーモン科学館で「サケ学習」が行われます。

今回放流する稚魚は、今年の1月、彼らが2年生の3学期から、学校の水槽で飼育してきたもの。さらに言えば、この卵は、先輩にあたる6年生(現中学1年生)が、昨秋に人工授精したものです。

卵の段階から、孵化→仔魚→稚魚と、シロザケの初期成育段階を観察できたと思います。


放流するシロザケ稚魚


大きく成長して帰ってきてね

↓↓↓

今回放流した稚魚が回帰するのは、おおよそ5年生から中学2年生にかけて。
一番多いのは6年生の時となります。

5年生の時に観察する遡上したサケや、
6年生で人工授精に使う親魚は、
今回放流した稚魚が育った姿かもしれません。

このように、シロザケのライフサイクルとリンクした「サケ学習」になっています。

地域柄、漁師や水産関係の仕事をされているご家庭も多いですし、「サケの無料配布」で各家庭にサケが届く標津町の子供たち。
1本ものの「サケ」を見たことがないという子はいないでしょうから、
「この小さな稚魚が、あの大きなサケになるんだよ」
といったときの呑み込みの早さは、他の学校にはないものと思います。

 

 今回の放流体験の様子は、「標津小学校ブログ」でも紹介されています。


(T.N.)
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