本日も、2月1日からの開館に向けての準備作業に追われた一日となりました。
この度、サーモン科学館に新たな顔ぶれ「アラスカ産のオショロコマ」がお目見えしました。
オショロコマはサケ科イワナ属の日本国内では北海道にのみ生息する種で、標津町など知床半島の河川に多く生息しています。世界的にみると、オショロコマは北海道以北の北部太平洋沿岸や北極海沿岸に広く分布しています。
北海道に生息するオショロコマは大きくても全長30cm前後なのですが、分布の北の方に向かうに従い、大きな個体が見られるようになります。
過去にアラスカでは全長120cmもの巨大なオショロコマが採れたことがあるそうです。
いや~そんな巨大なオショロコマ、一度お目にかかりたいものですw
|
今回お目見えしたアラスカ産オショロコマ |
今回、稚魚コーナーの一角に新たに設置した120cmの水槽には、こんなアラスカ産の降海オショロコマを展示しています。
つまり、アラスカの海に降りて大きく成長するタイプのオショロコマです。
大きさはおよそ全長40cmほど。アラスカ産オショロコマの中では大きいサイズではありませんが、北海道の川ではまずお目にかかれないサイズです。
体型や大きさは然別湖原産のオショロコマの亜種、ミヤベイワナによく似ています。
同じように飼育していても、標津町内の川のオショロコマはアラスカ産オショロコマのように、大きくはなりません。長い進化の歴史の中で、アラスカの厳しい自然環境下で生きていくために、大型化する形質が進化の結果として、形成されたということでしょうか。。。
また、アラスカ産オショコマのオスは下アゴがでっぱり、ワイルドな顔つきをしていますw
お腹は鮮やかな赤い朱色のラインで縁どられ、とても美しく姿をしていますw
アラスカ産オショロコマ、一見の価値ありですw
サケ科マニアの方に特におすすめですw
野性味あふれるオショロコマのボディーラインやダンディーなアゴに、きっと惚れ惚れすることでしょう。
(K.N.)
|
0 件のコメント:
コメントを投稿