2013年1月16日水曜日

チョウザメの採精作業

先日お伝えしたダウリアチョウザメのホルモン注射

昨日今日と2回、採精作業を行いました。


体長2メートルほどの「うっぴ」と「ちっぴ」。上画像で右側の白いお腹をみせているのが「ちっぴ」、左側の黒い背中を見せているのが一回り大きい「うっぴ」です。

普段飼育している屋外の円形タンクに、麻酔薬を入れた方形のタンクを入れ、その中に担架を使って2匹を移し入れるのが、初めの大仕事。80kgほどあると思われる魚体を持ち上げるのには、男手4人がかりです。ちょっと暴れられただけで、メガネが吹き飛びます(実話)。

麻酔が効いて落ち着いたところで、いよいよ採精作業・・・。




体内にチューブを差し込み、


注射器を使って、精子を吸い出します。
多少ポイントがあるようで、奥・中・手前とチューブの位置をずらしながら吸い出します。

結果としては、過去にも実績がある「うっぴ」からは2日とも採取成功。これまで数年ふがいない結果だった「ちっぴ」も2日目(本日)ついに採取成功w


お赤飯を炊きましょう♪
(ちょっと違うか・・・) 
 

採取した精液は、メスが待つ函館の北大へ送られていきました。無事、新たな生命の誕生へとつながることを期待します!!

思いの外順調に採取できたので、予定を延長して明日もこの作業をすることになりそうです・・・。







おまけ ↓↓↓








チョウザメに「万字固め」をかける学芸員
 
 
 
ウソですw

(T.N.)




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