11月11日、漢字で「十・一・十・一」、
これを縦に組み合わせると「圭」、
魚偏に「圭」で、「鮭」!!
というわけですw
そんな本日は、(「鮭の日」だからというわけではありませんが)
町内標津小学校5年生の皆さんがご来館w
「サケの町 しべつ」、
町内標津小学校では、学習段階に合わせて、
シロザケの生態について学ぶ機会が、
学年ごとに用意されています。
おまけに今日の給食は、
イクラを始め「サケづくし」だったとかw
5年生は、1年間で3回の「サケ授業」があり、
「サクラマスの遡上観察」、
先日行われた河川での学習に続いて、
館内「魚道水槽」での「産卵行動の観察」。
産卵の瞬間に立ち会うのが狙いです。
とはいっても、
シロザケたちもすぐに生んでくれるわけではないので、
水槽内のサケのペアの行動、
過去の映像などを見ながら、
産卵に至る行動を解説していきます。
シロザケ(左:産卵床を掘るメス・右:オス)
↓↓↓
産卵する場所を決めたメスは、
尾ビレを使って、砂利を掘り、
くぼみを作っていきます。
すりばち状のくぼみの中心には、
こぶし大の玉石を集めます(上画像赤丸内)
完成が近くなると、
尻ビレを使って、上から水流を押し当て、
玉石の間や下の細かい砂利を取り除きます。
これらの作業はすべてメスが行い、
ペアが隔離された水槽内では、
オスのすることといえば、
メスの横で体を細かく震わせ、
産卵を促すことくらいでしょうか。
メスが納得のいく産卵床を作り上げると、
シロザケの産卵の瞬間(中央オス・右メス)
産卵・放精の瞬間を迎えます(5秒間くらいでしょうか)。
毎年の標津小5年生のこの授業、
担当する館長にとっては鬼門であり、
「なかなかスムーズにいかない」というジンクスがあります・・・。
今回もイレギュラーな行動をとる魚にやきもきさせられながらも、
なんとか2ペアの産卵を見学することができました \(^o^)/
スムーズに産卵を見てもらえるよう、
前日の魚選びから始まり、
オス・メスの相性を見極め、
メスの性格を読み取り、
魚の動きと産卵床の状況から、
進行状況を見極め、
魚の行動を読み解き、
子供にも分かりやすく説明を加えつつ、
往々にしてシナリオ通り・思惑通りに進まない
イレギュラーに備えつつ、
その瞬間を演出する。
過去数百回の産卵行動に立ち会ってきた
館長だからこそ出来得る技でしょうwww
(持ち上げすぎたか・・・!?)
選んだ魚を水槽に運ぶ館長の後姿w
昨夜より、
国道334号線知床横断道路(知床峠)が冬季通行止めに入りました。
(来春4月下旬まで)
斜里町ウトロ~羅臼町市街への通行はできませんので、
ご注意ください。
(T.N.)
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