国道334号線知床横断道路(知床峠)が冬季通行止めとなります。
(来春4月下旬まで)
本日15時までが今季通行のラストチャンスです!!
さて、
昨日のことになりますが、
東京農業大学オホーツクキャンパス(網走)食品香粧学科の皆さんが、
標津サーモン科学館に実習にやってきました。
朝からソワソワな我らが館長・・・。
ちょうどシロザケの産卵行動を展示中の「魚道水槽」を眺めながら、
「えーっ、もう産んじゃうの?」なんて呟きながら、
水槽の前を行ったり来たり。
というのも、皆さんに産卵の瞬間に立ち会ってもらいたいというわけで、
「人の手によってできること」は、あれこれと調整しています。
が、うまく産卵するかしないかは「魚次第」というのも事実でして・・・、
結局、農大のご一行が到着するとほぼ同時に、
片側の水槽で産卵となりました。
・・・なかなか、人間の思うようにはいかないものデスネ。
一方で、残る片側の水槽では、産卵準備行動が着々と進行中。
この時点で館長による「産卵一時間前予報」が館内放送で流され、
「魚道水槽」の前ではその瞬間を待ちつつ、
館長によるレクチャーが行われます。
「大学生」デスカラネ、
熱心に館長の説明を聞いています。
すると・・・、
↓↓↓
あ! 産みました!!
(残念ながら、展示面に対して後ろ向き・・・)
レクチャー中に無事に産卵が行われ、
その瞬間を見学していただくことができました \(^o^)/
そして、午後は、シロザケの人工授精体験と解剖実習。
シロザケの卵を手で触る農大の皆さん。
受精直後と1時間後、卵殻の状態が変わる様子を、
直に手で触り、その理由の説明とともに、
実体験として確認します。
やや肌寒い初冬の空の下でしたが、
サケ科魚類を材料にして、
魚類の繁殖生態の一端に触れていただけたと思います。
今回の実習が、不思議なことばかりな魚類の生態に興味を持つきっかけになってもらえると、
我々スタッフも嬉しいです。
※シロザケの産卵行動は、11月末まで館内「魚道水槽」で展示しております。
産卵が近づきましたら館内放送でお知らせしていますので、
タイミングよくご来館いただいた際には、
是非、お見逃しなく!!
(M.O.)
撮影:案内スタッフO
撮影:案内スタッフO
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