2017年12月7日木曜日

お宝を探せ!

標津サーモン科学館の「魚道水槽」では、
11月の1か月間


シロザケの産卵

「シロザケの産卵行動」を展示し、水槽内で産卵の準備から瞬間まで一連の流れを、皆様にご覧頂いていました。

「産んだ卵はどうするんですか?」

というご質問をしばしば頂くのですが、
その答えは、

「回収します!」

というわけで、本日12/7、その「回収作業」を行いました。



↓↓↓


シロザケのメスは産卵後、周りの砂利をかけて、卵を産めて守ります。
それを掘り返すわけで・・・、



館長曰く、

「ほら、この辺りの砂利をどけると、石が出てきてくるべ。
 ここがスポットだから、この石をどけると、
 ほら、卵がワサっと出てくるっしょ!」

と、簡単に言ってくれちゃいます。


シロザケの卵(発眼卵)

うまくこの言葉通りに事が進んだときは、金鉱脈を掘り当てた時のように、「お宝」(=卵)が回収できるのですが、なかなかそううまくいかないことも多く、



「ここぞ!」という場所を掘っても掘っても卵は出てこなかったり、
ひとまとまりになっておらず、そこら中からパラパラと出てきたり・・・。

このような時は、「金鉱脈を掘り当てた」というよりは、砂利に紛れた卵を探すという「砂金掘り」みたいな作業になります。

何はともあれ、回収された卵たちは、


 立体式孵化器

「立体式孵化器」に収容。各引き出しに収められた卵には、上段から順に水が廻る仕掛けです。


 シロザケの卵
 

そして、静かに誕生の時を待っています。

(T.N.)

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