魚たちの餌の食べ残しや糞を取り除き、水槽内を清潔にし、水質の悪化を防ぐ目的もありますが、何よりもガラス面が汚れていては皆様にちゃんと魚たちの姿を見ていただくこともできません。
「川の広場」一角にある「北海道の川の生き物コーナー」。日差しが差し込むこの一角は、水槽ガラス面にコケが発生しやすいため、まめなメンテナンスが必要です。
では、作業に取り掛かりましょうw
といっても、特殊な「お道具」は、なし…。
バケツに排水用サイフォン(シュポシュポの付いたホース)、スポンジに手網。状況によって歯ブラシやタワシ類も使いますが、基本のお道具はこの三種の神器(4種ですが)。水槽をキープしている方なら、当たり前のようにお使いのものですよね。
小型水槽ではガラス面などのコケをスポンジで落とし、汚れた水をサイフォンで吸出し、ゴミを網ですくうという作業です(大型水槽でも、大掛かりなだけで基本は同じ)。
ウグイ水槽
このコーナーの住人達は、(残念ながら)皆地味な体色で、周辺の小川などで見ることもできる「レア感」も少ない魚たちです。できるだけ皆様に足を止め、ご覧になっていただけるよう、手をかけていきたいなぁと思っています。
こちらのウグイ水槽は、木の枝をトライポッド状に差し入れてみました。木々の間を群れ泳ぐ銀鱗のウグイたち。「雑魚キャラ」感を排除して見れば、なかなか美しい水景だと思いますよ。
掃除作業直後は、どうしても水が濁ってしまうのですが、しばらく経ってクリアになった水槽を泳ぐ魚たちを見ると、少し生き生きとした表情をしているような気がしますw
ご来館中に作業をしているスタッフを見かけることがあるかと思います。皆、魚たちの生き生きと姿を皆様にご覧になっていただきたいと思って作業していますので、気軽に声をかけてくださいね。
(T.N.)
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