2019年10月31日木曜日

「魚道水槽」展示切り替え作業

標津サーモン科学館内「魚道水槽」は、サケのライフサイクルに合わせ、季節ごとに展示内容が変わります。
昨日10/30まで、9~10月に2か月間は、「サケの遡上」を展示していましたが、


シロザケでにぎわっていた10/20の「魚道水槽」

11月は「シロザケの産卵行動展示」となります。
というわけで、本日10/31に切り替え作業を行いました。



道の水路を切り替え、水路内に残っていたサケたちを移動し、



水を抜いて清掃するところまでが前段階の作業。



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2019年10月28日月曜日

サーモン科学館探検隊!

「サケの町 しべつ」に育つ子供たち。
標津小学校では、学年ごとに、学習段階に合わせた「サケ学習」が、サーモン科学館で行われます。

4年生は「サーモン科学館探検隊」と題し、サーモン科学館で展示している生き物を各自1種選んでイラストとテキストでレポートをまとめる、という課題です。

2学期に入ってから2回に渡って来館され、自分が調べる生き物を決め、館内の展示を調べたり、イラストを描いたりしました。
その際には、せっかく目の前に実物が泳いでいるのだから、
・写真やイラストよりも実物をモデルにしよう
・全体のフォルムももちろんだけど、ヒレの数や付き方も重要なポイントだよ
といったことを指導しています。

先日より、生徒たちの成果品を館内に掲示しています。



何点か紹介しますと・・・、

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2019年10月27日日曜日

忠類川遡上観察会~標津小学校5年生~

先日(10/24)標津小5年生の皆さんと、忠類川でサケの遡上観察会を行いました。
標津小学校では、学習段階に合わせて各学年で「サケ学習」が行われます。

天気にも恵まれ絶好の観察日和になりました☆
川の中を泳ぐサケたちを前に子どもたちも興味津々‼


(画像赤丸内にサケがいます)

サケは川の“上流域”で産卵すると認識されがちですが、ここはすぐそこが海の“下流域”。
サケは川底が砂利になっていて、砂利の中を水が流れている場所を好んで産卵場所に選びます。


“拳”くらいの大きさの玉石が点在し、砂利がある川底

そのような場所が上流域に多いので、サケは川を上って産卵するのですが、地形が急峻な知床半島の川は産卵条件が下流域から整っているため、こんな海のすぐ近くでもサケが産卵をしているのです!

さらに言うと、知床半島の南側では、この忠類川より南はなだらかな根釧台地が広がり、川は中・下流域の川底が泥や砂の湿原河川となるため、忠類川はサケが下流域で産卵する“境界の川”といえる特別な川なのです!

すぐ目の前には、産卵床(サケが卵を産んだ場所)があります。


(指を指しているところに産卵床)

子どもたちも目の前にある産卵床をじっくり観察・・・。

さすがにこの距離で人が近づくと親魚は逃げてしまいますが、メスは一度決めた場所に強く執着する習性があり、人気(ひとけ)が去るとまた戻ってきます。

※この後、サケの死体の画像が出てきます。

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2019年10月24日木曜日

標津のサケはうまいから是非買ってほしいってオチ

10月19日は、標津町の「サケ無料配布の日」でした。
町内各世帯に、1尾ずつオス♂のシロザケが配布されました。
こんなに気前の良い町は、他にはないかと思います!(>_<)
この町に住んで良かった、と思える要因の1つです。

さて、せっかく頂いたサケです。
美味しくいただきたいと思います。👍

まずは、この大きなオスザケをさばきます🔪。

 でっかい!!

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2019年10月21日月曜日

実習生日記:10/21

こんにちは。
10月21日まで博物館実習でお世話になりましたG大学のY.H.です。
今回は、サーモン科学館周辺で採った魚たちを簡単に紹介したいと思います!

敷地内の小川に網を入れてバシャバシャすると、たくさんの生き物が採れました (^^)/


まず一番多く取れたのはこの魚。



この子たちはトゲウオの仲間(トミヨ淡水型)です。かわいいですね☺
水草を使って巣を作ります!
 
お次はこちら

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2019年10月20日日曜日

実習生日記:10/20

こんにちは!
標津サーモン科学館にインターン実習で来た、G大学のH.Y.です。

5日間滞在し、様々なものを見て、様々なことを学ばせて頂きました😄
特に興味深かったのは、この施設の「魚道」の仕組みです。

標津サーモン科学館の「魚道水槽」は、標津川から魚道水路で繋がり、標津川から遡上してきたサケを見ることができます。(*9~10月の季節展示)

下の写真が遡上してきたサケ君のドアップ写真です!


 シロザケ

サケ達のリアルな一生懸命さが直接伝わってきました!
まるでN◯Kの番組そのままみたいなすごいものを見られて、とても感動しました✨

「魚道水槽」の展示面を超えて上流側へ進んだサケたちは、

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2019年10月19日土曜日

11/3・4:「秋の実習」のお知らせ

標津サーモン科学館では、下記の日程で『秋の実習』を行います。

▼シロザケ産卵行動観察会▼
11/3(日) 10:00~15:00

サーモン科学館と忠類川で、産卵行動を観察します。
※サーモン科学館から忠類川までは、各自で移動をお願いします。



▼シロザケ人工授精体験▼
11/4(月・祝) 10:00~15:00

サーモン科学館でシロザケの人工授精作業と産卵行動を観察します。



定 員…各実習先着20名
集 合…標津サーモン科学館
参加料…無料
 (ただし入館料または年間パスのご提示が必要です)
持ち物…軍手、タオル、汚れていい服装
    産卵行動観察会に参加の方は、長靴(あれば胴付長靴)、防寒着。
    偏光グラスを持っている方は持参
その他…小学生以下の方は、保護者同伴でご参加ください。

※各日、1時間程度の昼休みを設けますので、各自で昼食の時間としてください。

◎申し込み、お問い合わせは、サーモン科学館まで!
皆様のご参加をお待ちしております。

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2019年10月13日日曜日

3時のおやつに白子の天ぷら

台風19号の被害・影響を受けられた皆様に、お見舞い申し上げます。

標津町は、10/13未明から午前中にかけてやや強い風雨となりましたが、大きな影響はなく、午後からは風が残りつつも青空が見えています。
標津サーモン科学館は、通常通り開館しています。

さて、本題。

サケの白子は大変美味だ。


 シロザケの白子(精巣)

標津町へ来て、白子を食べる機会が増えました。
いつもシンプルに、塩焼きにして食べていましたが、贅沢なことに「白子の塩焼き」には少し飽きてきた今日この頃・・・🤨

なので「白子の天ぷら」を作ることにしました。😎👍
1人暮らしを始めて、5年くらい経ちますが、未だに揚げ物に挑戦したことが無い私。
「揚げ物=火事🔥🔥」みたいな印象があって、中々手を付けられませんでした。
しかし、いつかは挑戦しなきゃならない。(美味しい物を食べるためには)

そうは言っても、揚げ物用の鍋は持っていないのでフライパン🍳に薄くサラダ油を敷くことにしました。
これなら多少、リスクも少なく挑戦できます。(多分・・・きっと・・・)

前置きはこれくらいで、調理に取り掛かります。

まず、白子は一口大のぶつ切り🔪にしました。
そして塩、コショウで軽く味付け。🧂


 マシュマロみたい

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2019年10月7日月曜日

実習生日記:10/7

突然ですが、この魚たちはなぜ集まってきているでしょうか?



この子たちは「餌」を目的に集まってきています。
サーモン科学館には多くの種類の魚が展示されていますが、食いしん坊な魚が多いです。
餌には目がなく、よだれでも垂れているんじゃないかといった食いつきっぷりです(笑)。

そんな食いしん坊な魚たちを、実際に少し紹介させていただきます。

〇エントリーNo.1 イトウ



イトウはサケの仲間で、「幻の魚」とも呼ばれています。
イトウはもともと食欲が激しい魚のようで、自分より小さければ口に入れてしまうとか・・・(;゚Д゚)
イトウより小さくはなりたくないですね。

そんなイトウですが、あまりの食欲のせいでちょっぴり間抜けなエピソードもあり、職員の方にお聞きした時は笑ってしまいました。

〇エントリNo.2 ニジマス



釣り堀では定番の魚ですね。
しかし、サーモン科学館のニジマス、よく見るニジマスよりお腹がでかい!
たくさん食べさせてもらっているんですね。
そんなニジマスの水槽の前に立った時の画像がこちら。

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2019年10月3日木曜日

10/3:遡上状況

早いもので10月に入りました。
10/3現在の、遡上状況をお知らせします。

【標津川「観覧橋」】

9月前半から中旬にかけて、「MAXレベル!」とは言えないまでも、割と多くのサケたちが見られていました。

9/17:標津川「観覧橋」

下旬に入って、新しい群れの遡上が減ってしまったのか、今日まで、少ない状況が続いています。


みつけられたかな~? 10/2

標津川は、川水が少ない状態になっており、川底までよく見えるので、浅い箇所を泳ぐサケは見つけられるでしょう。
が、橋の直下に寄るサケたちが少なく、サケの群れは、やや下流側に定位しているようです。時折、水面を割ってジャンプしている姿も目に付くと思いますので、「全く見えない」ということはありません。
また、時間帯によっては、橋の直下までサケたちが寄っていることもあります。


かっこいいサケのレリーフにも注目!

【標津サーモン科学館内「魚道水槽」】


シロザケ(オス)

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