2月開館にあわせて、科学館内のイトウコーナーのリニューアル準備を
おこなってきました。少し遅くなりましたが、このたび、ようやく目玉展示の準備が整いましたのでご報告します!!
今回、展示を開始したのは日本国内初の展示となる世界最大のサケ科魚類・
「タイメン(アムールイトウ)」です!!!
世界的にみてもタイメンの生体展示はかなり珍しいですw
タイメンはサケ科マニアの間ではいわずと知れた存在ですが、
ご存じない方のために、以下、ご紹介させていただきますw
タイメン(学名: Hucho taimen)はイトウの仲間と考えられ、北海道のイトウも大型化することで有名ですが、タイメンの怪物ぶりはそのイトウをも上回る驚異的な存在です。
ロシア、モンゴル、中国などに生息し、寿命は55年以上といわれ、長い一生の中で巨大に成長します。過去にロシアのハタンガ川で全長210cm、体重105kgの超大型魚が捕獲されたこともあります。現在でもモンゴルやロシアにはこれに匹敵する巨大な個体が生息しているとされ、大物釣りの対象魚として世界的にとても人気があります。
日本では作家の開高健氏がモンゴルで釣ったことからも知られています。
プレーリードッグやカモを食べるなどその怪物ぶりを物語るエピソードは数知れず。
その獰猛な食性から、「川のオオカミ」、「川の怪物」・・・などの異名を持ちます。
2006年にモンゴルでは全長150cmのタイメンが全長90cmのタイメンを呑み込み、
のどに詰まらせて死んでいるのが研究者により発見されています。タイメン(Hucho taimen)の子供 |
今回、展示を始めたのは生後1年、全長15cmほどの子供ですが、
北海道に生息するイトウとは近縁種でありながら、長細い魚体、扁平な頭など明らかに違う外見をしています。
サケ科魚類の中で最も原始的といわれるだけあって、
見た目もなかなかエキゾチックですw
今後の成長が楽しみですw
うまく大きく育ちますように!!
めざせ!!全長2m、体重100kgの巨大魚!!
*2月17日追記:
現在、タイメンの展示はお休みしています。
(K.N.)
*2月17日追記:
現在、タイメンの展示はお休みしています。
(K.N.)
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