町内の河川で自然産卵したシロザケの産卵床を掘り返し、産室内の卵の生残率を調べます。
今日調査した産卵場の一か所で、驚異のサケの能力を思い知らされました!!
上画像の雪がなく砂利がむき出しとなっている部分。
ここに産卵床があります!!
完全に凍り付いている砂利を川水をかけて融かしながら掘り返していきます。
しばらく掘ると、水が染み出てきて・・・
無事、元気な卵を確認することができました!!
種を明かせば、ここは秋には川の流れ(本流から分かれた小さな分流)だった場所で、そこでサケたちが産卵しました。その後水位が下がり、地表の水の流れはなくなりましたが、卵が埋め込まれた地下の砂利の間を湧水が流れ、常に新鮮な水に触れる卵は凍ることもなく順調に発生していたというわけです。
この稚魚たちが砂利から出て泳ぎ出す春には、雪解け増水の季節を迎え、再びこの場所に川の流れが戻ってきているはずです。
凍った砂利の下でひっそりとたくましく生きているサケの卵たち。
(狙ったわけではないでしょうが)我が子が無事に成長できる場所に卵を産むメスザケたち。
彼らの能力に驚かされるとともに、卵たちの無事な発育を願いました。
(このシリーズ「その1」はコチラ。だいぶ前のことで恐縮ですが…)
(T.N.)
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