2017年9月30日土曜日

遡上状況:9/30

新聞等でも報道されていますが・・・、

今年の秋サケ(シロザケ)の来遊数は全道的に少なくなっています。
不漁だった昨年よりも、さらに悪い・・・。

特に、標津を含め例年多くの水揚げを誇るエリアの落幅が大きくなっています。
漁獲数が少ないので、やはりサケの販売価格も高めになっています。

原因については、専門機関の分析を待ちたいと思いますが、自然相手の漁業ですから、残りの漁期間で少しでも上向いてくれるよう、祈るしかありません。

という状況に連動して、本日9/30現在、

標津川「観覧橋」からは、



橋から見下ろす範囲で見えるサケの姿は極少数で推移しています。
時折水面近くを泳いだり、ジャンプする姿は散見されます。

その標津川から繋がるサーモン科学館内の「魚道水槽」は、



やっぱり寂しく・・・。

シロザケ数匹程度は姿を見せていますが、時に「0」となってしまうことも・・・。


 ヤマメ

小さなヤマメやウグイなどが、強い流れの中を懸命に泳いでいます。

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2017年9月27日水曜日

話題の魚♪

最近なにかと話題のオオカミウオ。

当館では、ほぼレギュラーで展示しているのですが、
ここしばらく、ちょっと切らしていました。

本日9/27、漁師さんからご連絡を頂き、



大振りのオオカミウオ2尾、やって来ましたよ~♪



早速、館内の水槽に展示しています。



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2017年9月26日火曜日

ど~しよっかな~♪ ( ̄▽ ̄)ニヤリ

先週の休日のこと。

仕事柄、日々魚たちと向き合っているわけですが、休日となれば、それはそれで魚の顔を見たくなるわけで、釣り具を積みっぱなしの車でウロウロと。

何か所か季節のポイントを巡るも、どこも釣り人の姿も乏しく、パッとしない状況・・・。

といって、貴重な晴れ間と休日の時間、手ぶらで終わりにもしたくない!

「そういや、標津漁港でチカを見たっけ」ということで、



竿を出してみましたよ♪

水面を泳ぐ小さなチカたちは、食いっ気なし!

サビキ針を素通りするどころか、避けて泳いでいきます。

が、かろうじで針にかかってくれる魚が!

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2017年9月22日金曜日

9/24は「あきあじまつり」! 9/23には・・・!?

明後日9/24(日)は、



「第53回 しべつあきあじまつり」
会場は、サーモンパーク=サーモン科学館前の芝生広場デス!


 (「展望室」から)

先日、関係者によって会場設営も整いました。
お疲れさまでしたっ!

近隣の町でもイベントラッシュの秋。
どこに行こうか迷うところですが、
是非、標津へも、サーモン科学館へも、足を運んでみて下さいね。

そして、明日9/23(土)ですが、
日本テレビ「月曜から夜ふかし~秋のご当地問題大収穫スペシャル~」内で、
標津サーモン科学館が「ちょこっと」紹介されるはず!

数分程度の内容かと思いますが、是非、チェックしてみて下さいね♪
「月曜から~」という番組ですが、土曜日放映の特番ですので、お間違いなく!

また、少し先になりますが、
チャンネルネコ(地上波放送ではありません)
「直CUE!勝負 第4回戦 北の大地にかぶりつく!(全10話)」
10/8の#3と#4で、サーモン科学館でTEAM NACSのメンバーが大騒ぎしています!

こちらも是非、ご覧くださいっ!


さて、

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巨大チョウザメ ~是非チャレンジしてね!~

こんにちは!
神奈川県のN大学から来たS.Y.と申します。

私はインターンシップ実習で、9/11から2週間サーモン科学館でお世話になっております。
この時期に北海道へ来るのは2回目になるのですが、日中でも暑すぎず、とても過ごしやすいなと思いました。
19日に知床半島へ観光に行ったのですが、車で移動している最中に3羽のタンチョウが見られました!! 都会に住んでいる私にとって、とても感動する出来事でした~!
北海道で見られた動物は今回のタンチョウを含めて6種類ぐらいいるのですが、唯一ヒグマをまだ見ていません (>_<) 
次回北海道へ訪れるときに、是非見てみたいです!(もちろん安全な場所から、、、笑)

さて、私は今回チョウザメのパフォーマンスについて紹介していきたいと思います。

サーモン科学館では9/16~24まで「サーモンパーク秋まつり」が開催されています。

それに伴い、期間中は毎日「巨大チョウザメ『腕ガブ』SHOW♪」を実施しています!



2mを超える巨大なダウリアチョウザメが、エサを腕ごと食べる瞬間を間近で見学できます!
チョウザメの「指パク体験コーナー」を超える迫力が味わえますよ~!!

「腕ガブSHOW♪」では、カタクチイワシやサケの切り身をエサとして与えています。
腕は(ガッポリ咥えられてはいますが)エサに入りませんよ!? 笑



ダウリアチョウザメは、これらのエサを丸呑みにしています。

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2017年9月21日木曜日

実習生日記:9/21

皆さん初めまして!
標津サーモン科学館で9/11から2週間、インターンシップ実習をさせていただいているN大学のT.M.です。

9月でも既に朝は肌寒いですが、北海道は湿気が少なく、とても過ごしやすくて驚いています!
夜はなぜかあまり寒くは感じません。。。
早くも部屋のストーブをつけているからでしょうか。

さて!
今回、私が紹介したいのはチョウザメ、、、をどこから見るかです!

チョウザメといえば、卵がキャビアになることで知られていますが、このキャビアのために乱獲されてしまった等の理由でチョウザメの野生個体数は減っています。
なので、世界各地でチョウザメの養殖が行われており、標津サーモン科学館でも養殖に向けた試験飼育を行っています。

では、本題に戻りましょう。
標津サーモン科学館ではチョウザメの「指パク体験コーナー」があります。
このコーナーでは、このように ↓



上からチョウザメが泳ぐ姿を見ることができます。

 

この写真を見てもわかるように、標津サーモン科学館のチョウザメは立ち泳ぎをしている時があるのです!!

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2017年9月20日水曜日

「魚生」の分かれ道

サクラマスは,川で一生を過ごす「河川残留型(以下,残留型)」と,幼魚期を河川で過ごした後,海に降って大きく成長し,繁殖のため母川に帰ってくる「降海型」という2つの生活史を併せ持つサケ科魚類であることをご存知の方も多いかと思います。


 上が降海型オス,下が残留型オスです。
*この写真のサクラマス成熟魚は,調査のため特別採捕許可を受けて捕獲したものです。
 
生息域の南限を除けば,同じ川で生まれたサクラマスでも,オスには普通に残留型と降海型が現れます。一般に,残留型と降海型とでは体の大きさや模様などが全く違うため,見た目だと,この2タイプが同種とは思えませんよね~。


 上が降海型オス,下が残留型オスです。

なぜ,ある幼魚は残留型となり,またある幼魚は降海型になるのか,とっても不思議ですよね! 

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2017年9月18日月曜日

台風来たりて

3連休最終日となった本日9/18。

北海道は台風18号により、大荒れの天気となりました。
影響を受けた皆様、お見舞い申し上げます。

標津では、午前中から雨風が強まり、昼過ぎ頃がピークだったでしょうか。
15時をまわって、だいぶ落ち着きを取り戻しました。

標津サーモン科学館では、予定していました「サケ捕獲用水車見学会」と「巨大チョウザメ『腕ガブ』SHOW♪」は、荒天のため、中止とせざる得ませんでした。

荒天の中ご来館頂いた皆様、ありがとうございました <m(__)m>

雨のピークからやや遅れて標津川も増水してきましたが、


 館内「魚道水槽」

館内「魚道水槽」の魚も、増えてくれましたっ!!



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2017年9月17日日曜日

魚のウロコについて

こんにちは!TK大学のM.Y.と申します。
私は8月4日~8月10日の7日間,学芸員実習で標津サーモン科学館にお世話になっていました。
北海道弁が飛び交う科学館は,道産子の私にとって居心地が良かったです。

今回の実習で初めてこの科学館を訪れましたが,様々な種類・サイズのチョウザメに出会い,その可愛さに目覚めました (^▽^)/



科学館ではチョウザメの指パク体験ができます(手をチョウザメにパクパクされる体験コーナーです)。

実習中ほぼ毎日,指パク体験コーナーで来館される方へ案内をさせていただきました。
チョウザメの顔を見て恐がるお客さんが多くいらっしゃいましたが,
1度体験するとチョウザメの感触に病みつきになる方が続出していました(^^)
チョウザメ類は条鰭綱軟質亜綱に属している,れっきとした硬骨魚類です。
ですが,名前に“サメ”がつくことから,軟骨魚類のサメと混同されることがあります。


 ダウリアチョウザメ

チョウザメはなぜ名前に“サメ”が入っているのか??

それは外見がサメに似ていることや,鱗が蝶のような形をしていることなどが,名前の由来といわれています。

蝶のような形の鱗ってどんなだろう?と思ったので,観察してみました。

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2017年9月15日金曜日

9/17(日)オホーツクマラソン開催に伴う町内道路通行止めについて

9/17(日)、標津町内で「オホーツクマラソン」が開催されます。
参加される皆様、頑張ってくださいね♪
マラソンのルートとなる町内の道路で、車両通行止めとなる箇所があります。

主要ルートとして
・サーモンパーク敷地入口から川北市街地方面
・サーモンパーク敷地入口から国道272号交点

が通行止めになります。

上記ルートに加え、
標津川の北側からサーモン橋を通って
サーモン科学館へ向かう場合も
途中通行止めの対象箇所があります。


サーモンパーク・サーモン科学館にお越しになる際には、
国道244号線標津町市街地からお越しください。


ご迷惑をおかけいたしますが、
よろしくお願いいたします。

祝!! 開館26周年‼

1991年(平成3年)9月15日に開館した標津サーモン科学館は、
本日9/15、開館26周年を迎えました。

ひとえに日々ご来館頂いている皆様、
運営にご協力頂いている皆様のおかげであり、
この場を借りて感謝申し上げます。

「サケの町 標津」の「サケの水族館」として、
標津の主要産業の一角を担う「サケ」について、生体展示を始め、
食文化や水産業など、幅広く紹介しています。
また、サケ科魚類の展示種類数は18種30種類を数え、日本一を誇ります。
近年では、チョウザメの飼育・展示・体験も、人気と注目を集めるようになりました。

 四半世紀を超え、
これからも地域の皆様に愛され、
繰り返し足を運んでいただけるような楽しい施設であるよう、
職員一同新たな気持ちで取り組んでいきます。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

館長 市村政樹
他 職員一同
 

明日から、サーモンパーク秋まつり」
/17(土)~25(日)


近隣の皆様には、新聞折込チラシも届いているかと思います。

明日9/16(土)10:30からは、
恒例の「もちまき」を予定しています!
皆様お誘いあわせの上、ご来館ください。

標津サーモン科学館のFacebook
ヨロシクネッ♪

2017年9月14日木曜日

雨のおかげで v(^_^)v

例年にない渇水状態が続いていた標津川ですが、
一昨日9/12夜からまとまった雨!

一夜明けて、昨日9/13は、久しぶりに増水状態となりました。

川水を使っている館内「魚道水槽」は濁ってしまい、
「魚はいるんだけど、よくわからない」という状況でした。

そして、今朝9/14、出勤してみると・・・、



「おおっ!」



「おおおおっ!」

濁りが薄れ、たくさんのサケたちが!

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2017年9月13日水曜日

9/16(土)~24(日):「サーモンパーク秋まつり」開催!!

サケの季節到来!「サーモンパーク秋まつり」開催です!!
9/17(土)~25(日)



サケの季節ですから、
サケを見ていただきたいのはもちろんですが、
楽しいイベント事も!!

☆開館26周年記念「もちまき」9/16(土) 10:30~ (荒天中止)
於:サーモン科学館前

もちだけでなく、イクラやサケなどの引換券も いっぱい撒きます!!

その他にも、 ↓↓↓

2017年9月11日月曜日

実習生日記:9/11

皆さん、こんにちは!!
インターンシップで8/29から標津サーモン科学館でお世話になっているN大学のT.K.です。

ここ北海道の標津町では、9月でも既に肌寒い気温となっています。

今回は、サーモン科学館で展示する淡水の生き物を採集してきました。

やって来たのは、敷地内を流れる小さな水路です。



このように、水面まで植物が覆いかぶさっている所など、障害物がある場所に生き物がよく隠れています。

魚が隠れていそうな場所の下流側に網を構え、上流側から足でガバガバと音を立てながら網の中へと魚達を追い込んでいきます。



何が採れるかなぁ~ (ワクワク♪)

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2017年9月10日日曜日

実習生日記:9/10

皆さんはじめまして!!
インターンシップ実習で9/4から1週間、標津サーモン科学館でお世話になっているG大学のN.S.です。

本州の真ん中あたりから標津まで来ましたが、やっぱりここは涼しいですね~。
むしろ夜は寒すぎる!! 

まあ、そんなことはさておき、
今回、私が紹介するのは「フクドジョウ」という魚です。

フクドジョウは北海道と東北、関東地方の一部(東北、関東のものは移入)に生息するフクドジョウ科に属する大型のドジョウです。
流れのある河川の上流から下流にまで広く分布し、特に礫底で多く見られます。

今回の実習期間中には、
「おやおや、展示しているフクドジョウが少ないゾ。」
ということで、実際に採集にも行ってきました!!





 ↑↑ 今回採れたフクドジョウです ↑↑

おぉ……
大きい個体はなかなか貫禄があります。

フクドジョウは北海道を代表する淡水魚の一つ。
体もふっくらとしていてかわいい!!
本州出身の私にとっては網に入っただけで感動です。

採れたフクドジョウは早速、展示水槽へGO!!

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2017年9月3日日曜日

遡ってきた!

先日9/1から通水しました「魚道水槽」。

今朝9/3、出勤してまっすぐその様子を見に行ったところ・・・、

今季初物がいました!
カラフトマスのオス・メス各1尾が展示面まで遡上してきてくれました!


 カラフトマス♂:魚道水槽
*このオスは、昼頃には展示面より上流に遡りました。

標津川「観覧橋」から見ていても魚影が極僅かな現状で、
今朝、展示面にカラフトマスの姿を見つけた時には、
「よく帰ってきた!」
って、思わず声をかけてしまいました♪
(他に誰もいない館内で・・・)

その他、小さなヤマメやアメマスなどが、強い流れの中を頑張って泳いでいます。


ヤマメ

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2017年9月2日土曜日

実習生日記:9/2

皆さんこんにちは!

標津サーモン科学館にて博物館学実習をさせていただいています、H大学のI.M.です!
よろしくお願いいたします。

明日9/3は、道東に台風が来るそうで海は荒れ模様になりそうです。
この嵐がサケを呼んでくれるといいなぁと思っていますが、雨風激しくなりそうですので、皆様お気を付けください。

さて、この標津サーモン科学館にはサケの仲間だけでなく、たくさんの生き物がいます。
その中で、今回紹介するのが「クラゲ」です。


 「ミニ・クラゲコーナー」

ふわふわと水に漂う姿が癒される!と近年人気ですよね。
当館では現在、ミズクラゲ、ドフラインクラゲ、アカクラゲ、ベニクラゲ、カラージェリーなどのクラゲを展示しています。


 ミズクラゲ

クラゲの種類によっては、褐虫藻という藻類と共生し、
褐虫藻が光合成をした栄養分をもらって生きています。
そのため、水槽では植物を育てるためのライトを使用して飼育しています。
植物にとってのライトなので、当然水槽の壁面にはコケが生えてきます。



これは決して掃除をさぼっているのではなく、一日でこのように緑色になってしまいます。
そのため、毎朝開館前に水槽を掃除しています。

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2017年9月1日金曜日

「魚道水槽」通水!

本日9/1、
例年同様、「魚道水槽」の通水開始となりました!



10月末までの2か月間、標津川と繋がる水路となり、そこを遡上するシロザケ・カラフトマスをご覧頂けるようになります。

今日の所は、
水路内に溜まっていたゴミや泥などで
お汁粉のような水が流れており、



魚影は確認できません。

濁りが治まる明日以降に、改めて状況をお知らせ致します。


かろうじで、

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