冬の釣りの主役：チカとワカサギ

12月に入り，朝晩の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃。
雪も積りはじめ，すっかり冬に入った感がありますが，このような寒い時期の釣りのターゲットを心待ちにしている太公望の方々も結構いらっしゃいますよね！

標津付近における冬の代表的なターゲットといえば，コマイとチカ，そしてワカサギ。
今回は，見た目がよく似たキュウリウオ科のチカとワカサギを取り上げます。

チカ

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チカは本州北部および朝鮮半島東岸以北の極東域に分布する海水魚で，体長は最大で20cm以上にもなるのに対し，ワカサギの分布域はチカと重なるものの，こちらの本来の生活史は淡水域で生まれた後，海に降（くだ）り，繁殖のため再び淡水域に帰ってくるというシロザケのような遡河回遊性。

道内河川（完全な淡水区間）に遡上したワカサギ

しかし，山上湖などの閉鎖系の淡水域に移植されたワカサギは，そこで世代を繰り返すこともできます。体長は最大15㎝程度ですが，チカと違い，淡水環境に容易に順応できる魚なのです。

道内のダム湖で釣れたワカサギ

釣りの話に戻ると，標津付近におけるチカの釣り場は標津漁港や薫別漁港などの各漁港，ワカサギ釣りは風連湖などの氷上で楽しめます。
（釣行前に，釣り具店などで最新の釣果情報などをご確認くださいね）

釣れたチカやワカサギは，揚げ物などで美味しくいただくことができます。寒い季節ですが，そんな冬の釣魚料理を楽しむのも乙ではないでしょうか。

(T. T.)

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