2013年3月2日土曜日

状況の変わる1日

昨夕からの吹雪で、除雪作業から始まった今日1日。

朝には青空が広がり、標津の前浜に広がる真っ白な流氷帯が、日に照らされて光っていました。

展望室から知床連山と流氷帯
(トップ画像も展望室から見た流氷に変えてみましたw)

除雪作業に追われながらも、気がかりなのは昨日故障したポンプと魚たち。
幸い魚たちは無事一晩を乗り切ってくれましたw

昼前からポンプの取り換え作業に業者さんが入るということで、

それまでに除雪作業をやっつけ、
屋外テントの雪下ろしをやっつけ、
定期的に魚たちの様子をチェックし、
予定外の団体ツアーの皆様が来館され(これは大歓迎w)、

いよいよ業者さんが到着し、作業スタート。


地下数十mまで伸びているパイプをクレーンを使って引き上げ(数mのパイプを5本連結)、

その先についているのが、地下水をくみ上げているポンプ(上画像赤枠内)。


左の古いポンプから、右側木枠に収められた新しいポンプに付け替えます。

↓↓↓



が、いろいろとありまして、作業はそう順調には進まず、

現在も作業中です。
 
作業が長引くとなると、ポンプが止まった断水状態の中で水回し(飼育水のやりくり)の作戦もいろいろ変更を余儀なくされ、あちこち走り回っている1日です。

そして、夕方から吹き出した風は雪を伴い、現在外は地吹雪状態。
根北峠(国道244号線)や羅臼への国道335号線が通行止めになり、町内でも通行止めの区間が出ています。その他、道東・オホーツクエリアで、あちこち通行止めになっています。

天気も気になりますが、こちらは作業の進行と魚の状態が気になり、気ばかり焦ります。



地吹雪の中、作業をされている業者の方に感謝しつつ、
ポンプを付け替え無事通水するまでは帰れませんから、
今日は長い夜になりそうです。

*ご移動を予定されている方、道路情報にご注意ください。


3月3日午前1時半:追記
22時過ぎに、ポンプの取り換え作業が終了。
その後、サーモン科学館本館・飼育棟・屋外タンクを行ったり来たりしながら、水回りの微調整。
徒歩数分の移動距離も、ひざ上まですぐに吹き溜まる雪中行軍。
とりあえず、最低限の調整を先程終えました。
時間も時間ですし、外は相変わらずの地吹雪が続いており、通勤時間車で5分の距離ながら、学芸員と二人、科学館にお泊りします・・・。

一度帰宅した受付スタッフ1号が吹雪の中持ってきてくれた差し入れのおにぎりに励まされて、頑張りましたw

(T.N.)

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