2012年10月29日月曜日

光り輝くシルバーサーモン

先週、お伝えしたサケのなかまたちの採卵作業ですが、
前回は、まだ卵が未成熟だったギンザケ。
あれから1週間たつのでもうそろそろ、採り頃か。
目星をつけて、採卵リベンジ。

ギンザケは標津の浜でもたまに定置網などで獲れることがありますが、
分布の中心はカナダ、アラスカなど北米大陸の西海岸、ロシアのカムチャッカ半島、
サハリン島の北緯50度以北の川などです。
基本的には日本にはもともと生息していないので、普段ほとんど目にすることが
できない魚です。
北海道のサクラマスのように、1年間ほど淡水生活をするものと、
稚魚の時期にすぐに海に下るものがいて、生態的にもとっても興味深い種なんです。

そして、何よりオスの婚姻色の美しさがギンザケの魅力だと私は思っています。
10月以降の産卵期になると、オスはまるでベニザケのように真っ赤になり、
オス同士の熾烈な戦いに備え、歯は鋭く、上あごはワイルドに鼻曲ります。
とってもかっこいいんです!いつかこんなかっこいいギンザケを展示できたら・・・
と夢は広がります。

真っ赤な婚姻色にそまるギンザケのオス (10月サハリン島にて)













実は科学館のバックヤードで飼育しているギンザケも
野生のものほどではありませんが、なかなかのものなんです。
下の写真ではわかりにくいですが、魚体にうっすら浮かぶ淡い虹色。
とても美しいです・・・。
今回採れた卵たちがうまく育てば数年後には皆様にお披露目できるかもしれません。

↓科学館のバックヤードで飼育中のギンザケ
バックヤードで飼育中のギンザケ














(K.N.)

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