写真を撮ってみましたので、ご興味ある方はお付き合いください。
死亡後、発見した時は、すでに貝殻と本体は分離していました。
まさに、「貝を持つタコ」という印象で、本体はタコですね。
所謂「貝柱」にあたるような、貝殻とくっついているような部分は見当たりませんでした。
足の吸盤
この辺はまさに「タコ」。死後時間が経っていなかったのでしょう、多少手に吸い付く力が残っていました。
画像右端の黒い部分が、足の中央内側にある「口」。今回はバラしてみませんでしたが、おそらくタコと同じ「カラストンビ」になっているのでしょう。
特徴的なのが、左右一番目の足に大きく広がる膜状の部分があり、これで貝殻の外側を覆っていたようです。
貝殻には、卵と思われるものが残っていました。
少し調べてみると、アオイガイは貝殻を持つのはメスのみで、オスは貝殻を持たないようです。貝殻は、メスが卵を産む場所にもなっているようです(その他、泳ぐための浮力調整のための器官という説も)。
いずれにせよ、詳しい生態は謎に包まれた生き物のようです。
広く深い海には、私たちがまだ知らない、不思議な生き物たちの暮らしがあるのでしょうね。
(T.N.)
暖かい地方だけかと思いました。佐賀県唐津市(日本海側)は時々上がります。今年は特に多く、生体は2度取りました。一度目は数時間後に海に戻し、次に取ったのは水槽に入れてみましたが、2日後にやはり殻から出て死んでしまいました。数年前にも2度取ったことがあります。飼育は難しいようですね。こちらの博物館でも水槽で長くて1週間ということでした。美しくも謎の生物ですね~!
返信削除まりん3 さま
返信削除コメント頂きありがとうございます。
アオイガイですが、基本的に暖かい海の生き物ですので、北海道には暖流に乗ってやってくるのでしょう。
「よく見かける」ほどではないですが、貝殻は時折打ちあがることがあります。
いい状態の生体が手に入ることは、なかなかないですね~。
やはり飼育は難しいですが、多くの方にご覧いただけるように、いずれ長期飼育できるようになればいいですねw