2012年9月29日土曜日

魚道水槽大賑わいw & 新顔紹介

いよいよ明日30日は「しべつあきあじまつり」w
サーモン科学館の「秋まつり」も明日が最終日となります。

やっぱり秋は「標津サーモン科学館」!!
多くの皆様のお越しをお待ちしておりますw

さて、本日の魚道水槽。
午前中は少しさびしい状況でしたが、昼前くらいからシロザケたちが遡ってきてくれまして、夕方までなかなかの賑わいとなりましたw


目の前を泳ぐシロザケたちは、見慣れた「切り身」の状態とは違い、大迫力!!
思わずのけぞってしまうほどですよ。


 
以前お伝えしたように、魚道ゲートの開閉によって遡上数はある程度調整していますが、遡ってくれるかどうかは魚たちの気分次第。
今日は、割と「やる気」の魚たちが多かったようです。


さて、本日は新入りもやってきましたw

この画像だけで、魚種が判明した方は、マニア確定!!



2012年9月28日金曜日

気分を変えて・・・♪

仕事柄、日々サケたちを見る毎日ですが、「たまにはサケを釣りたい!!」という欲望もある私…。

好調が伝えられている網走港まで、峠を越えて遠征してしまいました。

実釣1時間ほどでシロザケのオス3匹get♪

getしたお魚は、美味しく頂きましょうw


日本人にとって、一番食卓に上がる機会が多い魚であるだけでなく、様々な食べ方があるのも、この「シロザケ」といえるでしょう。とはいえ、一番の定番は「切り身の塩焼き」。

確かに、「いいサケ」の一番おいしい食べ方だとは思いますが、そればかりでは飽きてしまうというもの…。

本日の釣果のように、「ちょっと色づいてきたサケ」は、私は「味噌漬け」にしています。

以下、簡単なレシピw

2012年9月27日木曜日

相棒解散の危機か!?

 
アヒルたちが魚道から公園内へとすみかを移動してから、
早いもので1か月が経過しようとしています。
はじめは公園の先輩、コブハクチョウの杉下君とアイガモの神部君の相棒コンビに
嫌がられ、つつかれているところが、しばしば見られ・・・
 
大池に相棒コンビが陣取り、アヒルたちが池に入れない状態が続き、
サーモンパーク鳥社会に確執ができてしまったようで 
スタッフ一同とても心配をしてたのですが・・・。
 
1週間ほど前から、鳥社会にも大きな変化がみえてきたのです。
アイガモの神部君が長年の相棒(杉下君)と2羽別々にいることが増えてきて・・
 
驚いたことに、ここ数日はアヒル2羽と一緒に3羽並んで
仲良くひなたぼっこしているところが目撃されたりしているのです!!
(良い写真がないので近いうちにアップします)
 
そもそもアイガモはアヒルとマガモの交雑種であり、
神部君とアヒルは体毛の色が違うものの、それ以外は大きさやシルエットなど見た目が
そっくりです。長年の相棒、杉下君よりも容姿のよく似たアヒルの方が
ウマが合うのでしょうか?
 
今後の展開に目が離せません。続報を乞うご期待!!
 
サーモンパーク鳥社会に変化が・・・
コブハクチョウ(杉下君)、アイガモ(神部君)とアヒルたち
 
※ 標津川観覧橋では本日夕方、見える範囲にいるシロザケ(サケ)の数を
ざっと数えたところ、400尾ほど確認できました。
                                                                                                                                             (K.N.)

2012年9月26日水曜日

響く嬌声w

9月に入ってからも厳しい残暑が続いていましたが、数日前よりすっかり秋の風が吹くようになりました。先日通勤途中に見かけたエゾシカも、いつしか夏毛から冬毛へと生え変わり、「秋」の訪れを感じます。

「秋」といえば、行楽。
今週末30日には、サーモンパークにて「しべつあきあじまつり」が開催されます。イクラ丼の無料配布や、アキアジ(シロザケ)の格安販売・つかみ取りなども予定されていますよ。

そんな行楽・旅行シーズン。サーモン科学館にも連日多くの皆様にお越しいただいています。近隣の幼稚園などの遠足や、本州からの修学旅行もこのところ多いですね。


遡上しているサケを観察できる「魚道水槽」

目の前を泳ぐサケたちの大きさは、迫力満点w
時折サケたちがジャンプすると、「すごーいw」と歓声が上がります。


そして、やはり一番盛り上がっているのが・・・

2012年9月24日月曜日

迫力のサケ捕獲シーン大公開!!

現在の日本ではシロザケ資源の大半が
シロザケの生態的特性を利用した人工ふ化増殖事業により
維持されています。
 
人工ふ化増殖事業では河川に遡上したサケの親魚を捕獲し、
人の手で人工授精をおこない、稚魚まで育てて翌年の春に川へと
放流をおこないます。
 
サーモンパーク内標津川観覧橋では
迫力満点のサケの捕獲シーンをご覧いただけます。
 
捕獲したサケたちを素早くオスとメスにわけます。


捕獲したサケたちをクレーンでトラックに積み込み
上の写真をアップでみると・・・
網内にはあふれんばかりのサケたち
「ビチッビチッビチッ!!」
クレーンで吊られる網いっぱいのサケたちをみると
秋の到来を実感します。
 
 ※捕獲は10月までおこなっていますが不定期のため、
ご覧いただけない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

                                                       (K.N.)

新たな生命

本日は、海洋系の高校の皆さんがサケの人工授精体験

現在、道内多くの河川では「さけますふ化場」があり、人の手によって採卵・受精の後、稚魚まで育てられます。

まずは、採卵作業。

 

2012年9月23日日曜日

真夜中の大移動

サーモン科学館内の「川の広場」ではスジエビたちを60cm水槽で飼育・展示しています。
今日はこのスジエビの知られざる生態について簡単に紹介させていただきます。
といってもスジエビの生態はとても謎が多いのです。

スジエビは北海道を含む日本とその周辺地域に分布する淡水性のエビ。
北海道東部の河川の下流域の湿原などに、特に多く生息しています。

繁殖期は春から夏。産卵したメスは卵を腹にかかえ、1ヶ月ほど保護し。卵から孵化した幼生はゾエア幼生の形態で、20-30日ほどプランクトンの形態で生活をした後に体長5mmほどの稚エビとなって着底する。寿命は2-3年ほど・・・といわれています。

また、スジエビは淡水でも繁殖可能といわれていますが、
北海道東部の湿原河川では海と川とを行き来しているようなのです。
というのは、春から夏に、一斉に海から川を遡上します。
川に落差工などがあるところでは夜になると、
大きな群れが水からはいだして、列をなして上流へ向けて
よじのぼっているところをみることができます。
ライトをかざすとスジエビたちの目がキラキラ反射して不気味に光ります。
 
 
群れをなして遡上するスジエビたち(風蓮川にて)
 ・・・そんなスジエビたちですが、
実は塩ゆでにするとかなり旨いんです。
ビールにも合いますよ。食べ始めると止まらなくなります。
 
塩ゆでにされたスジエビたち


                                                                                                                                                                                                                    (K.N.)

2012年9月21日金曜日

入場待ち

なんだか久しぶりのからりとした(湿度の低い)風が吹く今日の標津。朝はさわやかな青空が広がりました。

展望室から国後島

標津川にかかる観覧橋では、たくさんのシロザケ(+カラフトマス少々)をご覧いただけます。

たくさんいすぎて、パッと見、魚だと気づかないほど

この橋のたもとに、魚道水槽へ通じる水路の入り口があります。夜間はこのゲートを閉じていて、「ゲートOPEN作業」も毎朝の日課となっています。

2012年9月20日木曜日

気になる?? ニョロニョロ

先日より実習中のTN大の学生さんと、魚道水槽に通じる水路で作業していた時のこと。

ニョロニョロ入りました~!!」
 
 


はい、カワヤツメ入りました~w




数日前より、川の広場の60cm水槽で、カワシンジュガイ・カンキョウカジカと同居中です。


体側に並ぶ7対の鰓孔+本当の目玉を合わせて8つ(8対)の目があるように見えることから「八ツ目ウナギ」。ビタミンAを多く含むそうで、「目にいい」とも言われ、地方によっては名産品となっています。

あまり泳ぎ回ることもなく、水槽内をじっとしていることが多い印象です。彼らも海と川を行き来する暮らしを送っているのですが、これまたややこしい生活史なので、いずれ紹介することにしましょう。



以下、今回私が初めて知ったマニアックな事実。
(水産学部生及び魚類分類学系の学生は必修。ちゃんと読むように!!)

書籍発売のお知らせ


フレーベル館キンダーブックしぜん10月号「さけ」
(定価460円)

明日21日より発売になります。迫力ある写真は内山りゅう氏、指導と巻末解説をサーモン科学館学芸員が担当しました。

サーモン科学館でも販売いたします。

*ご希望の方には、学芸員がサインします(笑)





2012年9月19日水曜日

白くても「クロ」

サケの遡上シーズンを迎え、「サケ、遡ってますか?」というお問い合わせを日々いただいております。

本日も、敷地内観覧橋・魚道水槽ともに、シロザケの遡上がご覧いただける状況です。

安心してご来館くださいw


さて、、、

ここしばらく、サケの遡上の話題が続いていましたので、気分を変えて他の魚をご紹介♪


2012年9月18日火曜日

安住の地へ

最近、すっかり写真撮影スポットとして定着したアヒルとの記念撮影。
あまりの人気ぶりにアイドルたちも少々お疲れ気味のようす。
今日は大池の横の植え込みの中に腰をおろして、巣づくり?をしていました。
ピンクのお花がよくお似合いで。

巣作り?
アヒル(写真中央の白い2つの点)との記念撮影も大人気
アヒルたちにふれようと小学生が殺到


本日の標津川・観覧橋遡上状況

いい写真がとれなかったので、写真はなしですが、
橋の上からみて、ざっと500尾ほどはいそうな状況でした。
魚道水槽にもたくさんのサケたちが入っております。    

まさにサケ真っ盛りの状況です。この機会にぜひいらしてください。                                                                               

(K.N)



2012年9月16日日曜日

感動を思い出に♪

まずは、本日の遡上状況からw

観覧橋から
(画像は調整しています)


画像中央から下側にかけて、シロザケの魚群がご確認いただけますか?
本日、観覧橋からは多数のシロザケ(カラフトマス混ざり)がご覧いただけます。今日はあまり動きがなかったので、一見黒い川底のように見えますが、目を凝らすと魚だということがわかります。

魚道水槽の様子

数日前よりも水の濁りがとれて、観察しやすい状況になりましたw

そんなサケたちの遡上をご覧になった感動を、思い出として持ち帰りませんか??

遡上をご覧になっていただける期間中、受付カウンターにて「遡上見学証明証」を販売しております(1枚100円)。

この「証明証」、なかなか凝った作りになっておりまして…


製造工程を初公開ですっ!!

秋限定特別企画豪華2本立て 「サケの旅クイズ」と「魚道水槽前レクチャー」 

昨日の開館21周年記念イクラ餅まきは、
約200人ほどのお客様にご来館いただき、大盛況でした。
多数のご参加ありがとうございました。
イクラ餅まきに大興奮
さて、9月15日~30日まで開催中の「サケの旅クイズ」。
館内8か所のチェックポイントをお客さまがまわり、
キーワードを集めて、応募すると、抽選で「標津の海の幸セット」があたるというものですが、
 
8か所のチェックポイントでは
「絵本のページをめくるようにサケの一生を旅する」
というコンセプトになっており、
 
スタッフがよなべして作った手作り絵本が各場所に配置されています。
お客さまをサケの生涯をかけた遥かなる旅にご招待いたします。
 
 
 スタッフの手作り絵本 (サケの旅 「旅立ち」編)

 


 
スタッフの手作り絵本 (サケの旅「遡上」編)
もちろん、この絵本が設置してある水槽では、
主役であるシロザケを展示中です。

そのほか、サーモン科学館最大の目玉、魚道水槽の前では
1日に2回、スタッフによる特別レクチャーを大好評開催中です。
 

魚道水槽前レクチャー

昨日、お昼時のNHK全道放送ニュースで
サーモン科学館の魚道水槽のサケの遡上状況が放送されました。

ニュースでは
「魚道水槽は、標津川とつながっているため、サケがそのまま遡上できるようになっていて、川の中にいるような目線でサケを観察できます。サケの遡上は今月1日から始まり、水槽の中をシロザケやカラフトマスが悠然と泳ぐ様子を見ることができます。」と紹介され、
名古屋市からグループ旅行で訪れた64歳の女性は「サケの生命力が実感できました」とコメントしていました。

サケの遡上はいまがピークです。10月末まで開通している魚道水槽で真横から迫力あるサケの姿をぜひ見に来てください。

                                                                                    (K.N)

2012年9月15日土曜日

"The Great Salmon Run" Museum Highlights; Highly recommended spots on September

昨晩のNHKの全国版トップニュースでは知床半島のヒグマが信じられないほど
やせているという衝撃的なニュースが伝えられていました。
なんでも今年、秋のヒグマの主なエサになるカラフトマスの遡上数が知床周辺では
極端に少なく、食糧不足ではないかとのこと。

一方で、知床半島の基部にある標津川ではカラフトマスの数は少ないものの、
おびただしい数のシロザケがサーモンパークから徒歩3分ほどの観覧橋でご覧いただけます。

ここ数日、科学館に来館されたお客さんからは
信じられない数のサケ(動画アップしました)に感動した~」という
うれしい声がよせられています。


※外国人のお客様むけに今時期のサーモン科学館の見どころを紹介しています。
Here, I introduce you the highlights of Shibetsu Salmon Museum on September.

Shibetsu Salmon Museum is unique aquarium, located in Shibetsu town (at the lower part of Shiretoko peninsula), and has the largest collection of Salmonid species in Japan: over 18 salmonid species. The museum is also well known as the best shiretoko sightseeing spots for  rainy days.
********************************************************************************** 
 
 Yesterday, I watched the surprising TV news that brown bear inhabiting Shiretoko  has become much thinner prabably due to the reduction of pink salmon (bear's main food) returning to shiretoko river.
 
 On the other hand,  these days, a great number of chum salmon migrating upstream to Shibetsu River (at the lower part of Shiretoko peninsula).
 
Therefore, visitors can observe "The Great Salmon Run" ( a great number of chum salmon migrating upstream) in front of  "urai" (fishing weir for capturing adult salmon) at the Shibetsu River inspection bridge.
A great number of chum and pink salmon (Shibetsu River inspection bridge)

Salmon migrating upstream and sometimes jumping (fishway tank)

In addition to the bridge, visitors can see shoals of chum salmon migrating upstream through fishway tank, which is connected to the Shibetsu River from September to October.

From September to October, visitors can see a shoals of chum and pink salmon migrating upstream.



water wheel for capturing salmon 
At the uppermost reach of the fishway, salmon  is captured by using a unique fishing gear, water wheel for use of artificial fertilization!!
Visitors can see  the exciting scene  from Septenber to October!!


                                                                                                                                                              (K.N)






2012年9月14日金曜日

H24実習生日記:9月14日

皆さんこんにちは!! 三人目N大生のSです!!
いよいよ明日15日からは、標津サーモンパークの一大イベント!!「秋まつり」が始まりますね~♪

実は研修生一同楽しみにしていました(笑)
私たちも、多少準備作業のお手伝いをさせて頂きました。

ぜひともご参加ください!!

さて、話は変わりますが、今日は青空に恵まれましたが、このところ空模様があまりよろしくない日が続いていて・・・

サーモン科学館の外の魚道は水浸し・・・
展望台から見える景色はどこもかしこも水浸し・・・

そんなこんなで標津川が増水した日の翌日のことです。

粗い画像で恐縮ですが・・・(汗)


ザ・ワイルドなサケマス増殖協会の方々!!!!
藤岡弘もビックリです!!

増水でウライのスリットに大量の落ち葉などがたまっていたのですが、それを取り除いてくださっていたのです!!! 増水して普段より強い川の流れに、狭い足場。お疲れさまです!!!

ちょっと角度を変えて、上流側から見てみると、
(またまた画像が粗いのですが・・・汗)


横一列に並んで作業する様子はまるで七人の侍!!!

タイミングが合えば、観覧橋からもサケマス増殖協会の方々の、親魚捕獲作業の様子をご覧いただけますよ。




余談ですが、自分はここから見る標津の夕日が大好きです(笑)

(N大:S)

2012年9月13日木曜日

9月15日から30日 秋イベント開催します。

 
 
サーモン科学館が1年で最も旬な時期をむかえる秋。
そんな秋の科学館をさらに楽しんでいただくために、
9月15日~30日、秋のイベントを開催します。
↑秋イベントポスター
おかげさまで今年もたくさんのお客様に
いらしていただいております。
そんなお客様への日頃の感謝の意味もこめまして、
21年前にサーモン科学館がオープンした9月15日。
もはや恒例となりました「イクラもちまき」を開催しま~す。
 
空からふってくる(スタッフが投げる)モチを
お客さんにプレゼントします。
毎年、科学館玄関前にはたくさんのお客さんに
きていただいております。
 
 



↑昨年のモチまき風景 
空から降る(スタッフが投げる)モチにわきかえるお客さま



                大人、子供、おばあちゃん、おじいちゃん、
                みんな入り混じってのモチ(中身はひみつ)ひろい。

↑昨年のモチまき風景
みなさん、モチひろいに夢中
そのほか、期間中、館内を一周すると、
絵本のページをめくるように、サケの一生を
かけた壮大な旅を体感できる「サケの旅クイズ」
 
魚道を遡上するサケのダイナミックなシーンをみながらの
科学館スタッフによる「魚道前レクチャータイム」も開催します。
 
みなさまのご来館をスタッフ一同お待ちしております。
 
                                                                                    (K.N)
 
 
 
 




H24実習生日記:9月12日

皆さんこんにちは、N大学実習生のNです。
月日が流れるのは早いもので、十日間の実習も気づけばあと数日というところまできてしまいました。楽しい時間が過ぎるのはあっという間ですね。

さてさて突然ですが、私にはお気に入りの仕事があります。それはというと・・・

掃 除 です。(笑)

ただし、普通の掃除ではありません。(自分の部屋の掃除は嫌いです…)

大 水 槽 の掃除です。
 

毎日行う仕事ではないので機会は少ないですが、これがなかなか楽しいんですよ♪

今回はこの場をお借りして、この日行った大水槽の掃除の様子についてカンタンにお話しますね。

2012年9月12日水曜日

H24実習生日記:9月11日

先日のブログでも書かせて頂いたN大学実習生の1人・Oです。
本日、いつものように朝の館内作業中に、ふと大水槽を見ると・・・


昨日はお休みを頂いていたため、ブログで見てはいましたが・・・
いや、実にかわいらしい!!
長期飼育が成功することを楽しみにしております♪
(9月13日スタッフ追記:残念ながら、このマンボウはお亡くなりになりました・・・)

さて、話が変わります。

2012年9月10日月曜日

スゴいことになってますw

まずは、朝のお話(本日ネタ多めですw)。

「マンボウが獲れたっていうから、行ってくるわ!!」

いつものように飛び出していく学芸員…。

実は数日前の新聞で「釧路沖の定置網に大量にマンボウが入っている」と報道されていました。標津沖でも、例年秋の時期に時折マンボウがサケの定置網に迷い込むことがあり、「こっちにも来ないかねぇ~」と話題になっていたところでした。

事前情報では「マンボウにしては小さい」ということでしたが、こういう話は現場に行ったら結構大きかったということがほとんど。大型個体は、運んでくる間に弱ってしまうことが多く、「小さい個体だったらいいなぁ」という一同の思いが通じたのか、


全長40cmほどでしょうか。かわいらしいマンボウが届きましたw

現在、大水槽で展示中。専用の飼育態勢が整っていないと、長期飼育は難しい魚です。とりあえず、今日1日は元気に過ごしてくれたようです。独特のユーモラスな動きでは、しばらく見ていると目が離せなくなる「癒し系の魚」ですね。

過去のマンボウ裏話はこちらw

(9月13日スタッフ追記:残念ながら、このマンボウはお亡くなりになりました・・・)


続いての話題・・・

H24実習生日記:9月9日

先日お伝えしたように、現在サーモン科学館には大学生3人組が実習中。彼らには、当館の様々な業務を多岐にわたってサポートしてもらっています。10日間の実習期間の半分が終了した彼らの日常を綴ってもらいました。

やや長文になりますが、おつきあいくださいw

2012年9月9日日曜日

前〇敦子か、大島〇子か・・・

先日までの暑さを忘れてしまうような、半袖では肌寒い1日となりました。時折霧雨となるどんよりとした今日の標津。


この天候がお気に召したのか、遡上するシロザケたちで混雑する魚道水槽。

目の前で遡上するサケを改めてみると、思わずのけぞりたくなるような迫力があります。

遡上したシロザケのメス

日々のムラはありつつも、観覧橋・魚道水槽ともに、ダイナミックな遡上の様子をご覧になっていただける状況ですw


さて、久しぶりにサケ科以外のお魚を紹介しましょうw


2012年9月7日金曜日

未来のスタッフ??:中学生の職業体験2日目

展望室から知床連山(中央が羅臼岳)

朝からすっきりとした青空に恵まれた今日1日。展望室からは、360度の景色を見渡すことができました。海霧で霞んでしまうことも多い知床半島方面・北方領土国後島もくっきりと見えていました。

という青空の下、本日の標津中学校職業体験2日目は、あまり「水族館の業務」からは想像されにくい裏方仕事・・・。

午前中は、この残暑の日差しの中、広大な芝生広場の草集め…
数日前に草刈した草をレーキ(熊手のようなもの)で集めて一輪車で運ぶ作業です。

2012年9月6日木曜日

未来のスタッフ??:中学生の職業体験

まずは、本日の遡上状況から ↓↓↓

観覧橋から(画像は調整しています)

観覧橋からは、多数の魚影を見ることができます。カラフトマスは少な目、ほとんどシロザケといった印象です。魚が一番集まっている場所で、上の画像のような状況です。
魚道水槽は、今日はちょっと少な目。とはいえ、シロザケ・カラフトマス合わせて常時10匹くらいは泳いでいますので、「魚が見れなかった~」という方はいないでしょう。
今日も、捕獲用水車を稼働させています。多少ムラはありますが、しばらく見ていると水路からすくい上げられる魚の姿を見ることができますよw


さて、

本日、地元標津町内の標津中・川北中学校から、職業体験の生徒さん(計3名)がやってきました。初々しく朝礼であいさつし、普段のスタッフの仕事を体験・サポートしてもらいます。

敷地内のゴミ拾い


大池周りから、芝生広場、駐車場と一回りしてくると、レジ袋1つ分くらいは軽く集まります。

2012年9月5日水曜日

お知らせ

地元で「ジリ」と呼ばれる霧雨に見舞われた今日の標津。各地の残暑のニュースが嘘のように、肌寒く感じる1日でした。

1点、お知らせです。


サーモン科学館外壁工事中のため、館外ぐるりと足場が組まれていますが、
 
通常通り、開館しています!!

玄関脇のタッチプールだけお休みさせて頂いていますが、その他はすべて通常通りご覧いただけます。多少作業の音が聞こえてくることはありますが、安全第一で作業していますので、安心してご来館ください。



入口には「魚道水槽開通!」の大きな横断幕も設置しました。

肝心の遡上状況ですが、なかなか好調ですw

観覧橋からは、「川面を埋め尽くす」ほどではありませんが、誰が見ても「おぉ~!! いっぱいいる!!」といえるくらいの魚群が見えます。


魚道水槽でも、常時20匹くらいは確認できる状況でした。私が覗きに行ったときには、


画像中央、見事な「せっぱり」の大きなカラフトマスのオスが泳いでいましたよ。左のカラフトマス(これも結構立派!)と比べるとその迫力がわかると思います。さすがにこの体高では、強い流れの中で泳ぎにくそうでしたが…(カラフトマスの「せっぱり」については、特別展にて詳しく紹介しています)。

(T.N.)

2012年9月2日日曜日

水車も始動w

展望室から国後島

画像は昨日のものですが、今日も青空が広がり、地上30mの展望室からは27km先の国後島がよく見えていました。気温自体は高くないものの、日向ではジリジリと日差しを感じた1日。

昨日開通した魚道水槽では、朝から遡上するシロザケ・カラフトマスが観察されました。下流側から遡上してくるもの、上流へ遡上するもの、入れ代わり立ち代わりで常時5~10匹くらいは水槽内にいる状況が1日続きました。観覧橋でも、そこここに群れ泳ぐサケたちの姿が見られます。

魚道水槽を通過したサケたちは、上流にある捕獲場へとたどり着きます。そこで待ち受けているのが…


直径4mの捕獲用水車。
歯車状についている金網部分でサケをすくい、軸に近いところにある隙間から手前の鉄板を通って、隣の蓄養池へ移動させます。魚の遡上状況を見て稼働させるのですが、今日は昼前後で2~3時間稼働させたでしょうか。


蓄養池に入っている魚の数は、まだ少なく、時折魚の姿が確認できる程度です。

魚道水槽・観覧橋の状況は、このブログでも随時お知らせしていく予定ですので、参考にしてくださいね。



(T.N.)